第二十六章10 【アンサー・クリエイト/アンサー・クリエイト3】10/第10班/【超越の序列第0席】に逢いに行く10
【芳一】は残り19枚となった【ウェアリスカード】から1枚を引いた。
そこには、
【【茉城 那瑶】に期待する事を100述べよ】
と書かれていた。
これは、【茉城 那瑶】と言う存在を新たに生み出す上で、その存在に何を求めるか?
それを【ウェアリス】達に伝えると言う意味で必要な事である。
【芳一】は自分の思っている事を100項目述べた。
【ウェアリス】は、
『なるほどね。
了解したわ。
この世界に残すヒロインはその意見を元に決められる。
条件にあった1人がこの世界に残り、【茉城 那瑶】として貴方と接する事になる。
他の女の子は別の並行世界で貴方と結ばれる事になるわ。
それで良いわね?』
と言った。
【芳一】は、
「それについては女の子と話さないと決められないです。
僕の意見だけでは駄目です。
そもそもそんな勝手な理由で・・・」
とごねたが、【ウェアリス】は、
『どう考えても幸せになれない完全に詰んでいる貴方への救済措置がこれなのよ。
黙って受け入れなさい』
と制した。
【芳一】は、
「はぁ・・・そうです・・・か・・・」
と生返事で納得していない様だ。
そんな彼を余所に4巡目となる。
18枚の【ウェアリスカード】から、【ウェアリス】が引いた1枚には、
【相手と友達となる第1歩として、共同で何かを為しなさい】
と書いてあった。
これは、【ウェアリス】が【芳一】と仲良くなれば、【ウェアリス】が気持ちよく力を貸せると言う事でもある。
そして、これは、【芳一】の4巡目の課題でもある。
【芳一】の引いたカードにも
【相手と友達となる第1歩として、共同で何かを為しなさい】
と書いてあった。
これは、【ウェアリス】が引いたカードでは【ウェアリス】が、
【芳一】が引いたカードでは【芳一】が、
それぞれ、何か共同でやる物を考えて一緒にやって少し仲良くなれと言うことである。
同じ【課題】のため、これはまとめて、連続で中継したいと思う。




