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余命100ありがとう  作者: Q輔
第四章「妊娠」
40/46

ありがとう 40

「――お義父さん、今なんと?」


「子供が出来たのだろう? こいつは、めでたい。ルミ、ケンイチくん、おめでとう。」


「パパ、ありがとう!」


 ルミが、ベットに横たわるお義父さんに、抱きついている。予想外にあっさり承諾するので、僕は椅子からずり落ちそうになった。


「ルミ、産む気だろう? せっかく授かった命だ、産まなきゃ駄目だぞ」


「何を心配しているの、パパ。産むに決まってんじゃん!」


 ルミとお義父さんがはしゃいでいる。


 頃合いを見て、僕は次の報告をする。


「つきましては、僕とルミさんは、子供を産み育てるために、大学を退学して、働こうと思っています」


「了解!」


「ありがとうございます。…………えっ?」



 ……余命、あと60回。

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― 新着の感想 ―
[一言]  展開早いっす。  余命の減るペースも早いっす。
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