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余命100ありがとう  作者: Q輔
第四章「妊娠」
34/46

ありがとう 34

「では、次の問題――」


「はい、問題は山積みです。次の議題に移りましょう」


「ケンイチ、大学どうするの?」


「退学するよ。働かなきゃね。親には悪いが、自分が親になるのだから」


「後悔しない?」


「しないさ。僕は、後悔しない人生を送るために、君とやり直そうと決めたんだ」


「うるせえバカヤロー」


「それはもういいよ~。で、ルミはどうするの?」


「赤ちゃんを抱いて講義を受けるわけのもいかないでしょう?」


「ごめんね。君は僕と違って成績優秀だったのに……」


「同情はやめてよ。さっきも言ったけれど、私は産む。その一択です」


「ありがとう」



……余命、あと66回。

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― 新着の感想 ―
[一言]  いまだと、休学したり、ママにもやさしい制度がたくさんありそうです。  学生結婚奨学金とか、ないのかなあ。
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