表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
余命100ありがとう  作者: Q輔
第二章「同棲」
13/46

ありがとう 13

「わ、速攻で『ありがとう』って言ったあ!」


「あちゃ~、しまった~、つい口から出ちゃうんだよ」


「きゃきゃきゃ。マジでウケる。なんかちょっと、この状況が面白くなってきた」


 ちっ。笑うなよな。こっちは命懸けだっちゅーの。


「ねえ、ケンイチ。どうしても『ありがとう』を慎みたいのなあら、いっそのこと『ありがとう』に代わる言葉を使うっていうのはどう?」


「ありがとうに代わる言葉?」


「うん、『りんご』でも『バナナ』でも、言葉なんて何だっていいのよ。その言葉を『ありがとう』だと二人が認識していれば、それでオッケーでしょう?」


「なるほど。ナイスアイデア! ルミ、君は頭が良いね!」


「そうすれば、形式敵な礼儀の仰々しさはなくなるはずよ」


「その通りだ! ルミ、ありがとう!」



……余命、あと87回。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言]  やめて!!  最愛の人を殺めてしまう罪を、このコに負わせないで!!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ