すべて私のせい?
行動を起こすと結果がうまれる。
その結果は、良い場合もあれば、悪い場合もあるだろう。
しかし、その結果が、すべて自分のせいであるとは言い切れない。
なぜならば、その結果を決めるのは、自分の場合と他者の場合があるからだ。
「いいか、俺の言うとおりやっていれば、地位は安定する」
博士は、根拠のないことを言っていた。
「大丈夫、君ならやれるさ」
大熊は、根拠もなく言った。
「あなたが努力しているのは分かる。しかし、結果は出さねばならん」
志熊警部は言った。
そして、やった結果の評価が全く違う。
「俺の言うとおりにやれば、よかったのに! 」
博士は怒った。
「失敗したから終わりならば、行動の意味がない。失敗から学び次へ進むのが、行動の意味があるのだ」
大熊は、私を励ました。
「結果を出せなかった。それだけだ」
志熊警部は、冷たく言った。
私は分からない。
何が正しいのだ?