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プロローグ

なんだ此処?

真っ白じゃん。

壁も柱も全部真っ白。

よく見ないと只々白い空間。

何で俺、こんなトコに?


「お疲れ様でーす。」

柱の影からスーツ姿のチャラい男が現れた。


「あんた誰?

ってか、此処ドコ?」

陸斗はチャラ男に歩み寄った。


「えーと、一応神様?

ここは俺んち。

ちな、リクは死んじゃったねぇ。」

「はぁ?

お前みたいなのが神様?

で、お前んち?

俺は死んだと。

俺の事を知ってる感じだな?

何で知ってる?」


「神様だから?

死んだ原因は俺じゃないからね?

殺して召喚したなんてありがちな展開じゃないよ。

リクが死んだから、拾った感じ?」

神様は手をブンブン振って俺は殺してないと言い張る。


「刑事モンのドラマの犯人は大体、俺は殺ってないとか無実だとか言うんだよな。

ってか拾ったって、俺は物じゃねぇぞ?」

「だから殺ってないって。

リクは死んだから、人じゃないよ?

所謂……物。」

神様はリクの存在をどう表現すればいいか分からず、面倒くさいから物と言った。


「あーそー、死んだから人じゃないと?

物って扱いでオーケーだと。

この人でなしが!」

「人じゃないもん、神様だもん。」

「ハイハイワカリマシタ。

で、何で俺はお前に拾われたんだよ?」

リクはもうどうでもいいやと話を進めた。


「えっと、俺は神様だよ?

何でお前扱い?

敬う気持ちは?」

「ねぇよ。

お前は『お前』で充分。

神様ってのも怪しい。」

リクは神様ってのはもっと神々しいオーラが有るだろって言った。


「ごめん、拾ったけど捨ててきて良い?」

「はぁ?

随分と自分勝手だな?」

「いや、自分勝手というより面倒くさくなった。」

「お前、物事が長続きしないタイプだろ?」

「君みたいに十年以上も同じゲームをやれる自信は無いね。

それに、TSSOはシステムこそは良かったけどストーリーがね…」


「お前、詳しいな?

ホントに俺が死んだから拾ったのか?

詳しすぎねぇか?」

「あのさ、このあとの話の展開に関係してるんだけど聞いちゃう感じ?」

「聞かなきゃ生き返れんのか?」

「いや、ムリ。

俺が殺した訳じゃないし、神様だって黄泉帰りはさせられないよ。」

「何だよ、生き返れないのかよ。

じゃなんで『聞いちゃう感じ?』とか聞いてんだよ?

期待しちまったじゃねぇか。」

リクはガックリと肩を落としたジェスチャーをした。


「死んだ事は認めるんだ?」

「なんとなくな、落ち着いてきたら最後の記憶を思い出してきたんだよ。

ありゃ無理だ、あれで生きてたらバケモン確定だ。」

「凄いね、普通はしばらくの間は思い出せないんだけど。」

「そんな事いいから、聞いてやるから話せよ。」


「さっきから随分と上から目線だよね…

俺、神様だよ?

まぁ、楽しいから良いけど。」

神様が指をペチンと弾くとイスが出現した。


「とりあえず、座って話そ?

コーヒーでも出そうか?」


※この話はアルファポリスで開催中のキャラ文芸大賞にエントリーしている作品のエンディング後の話です。

イイネもしくは感想の数で連載するか決めます。

もしよかったら、アルファポリスで掲載中の作品を読んでみて下さい。

そして、投票をお願いします。


キャラ文芸大賞エントリー

題名 陸斗の日常。〜そんなことって起きると思わないじゃん?〜

作家 koh

ジャンル キャラ文芸


https://www.alphapolis.co.jp/novel/307378836/847219883

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