その瞳
いつもの様に期待に胸を膨らます君。
あの公園に早く行こう。
大好きなあなたと時間を忘れて過ごす夕暮れ。
はしゃぎ過ぎてたまに叱られる。
だけど抑えられない。
あなたが投げたボールを全力で追いかける。
周りに居る仲間達を、たちまち置き去りする俊足。
あなたの喜ぶ声に体は震え気持ちは高ぶる。
疲れて倒れ込むと優しくその手が触れる。
君のその不思議な癒す力はどこから来るのかな。
夜、寄り添い眠るまで君の瞳は僕を見つめているね。
心配しなくてもずっと一緒だよ。
今度の休みは川にでも行こうか?
君となら何処に行っても楽しいよ。
君もそうなのかな?
ゆっくり尻尾が揺れてるね。