stage1-1
「―――ぷはッ」
意識が戻った。
ふと前を見ると僕らとタメであろう少女が立っていた。
隣には科学部員。
周りは真っ白。
少女は言う。
「三途の川へようこそ」
「あらら、俺たち死んじゃったのか(笑)」
田中が言った。
「まあ気にすることでもないけどねー(笑)」
真目が言った
「だな(笑)」
僕も乗っかった。
などと言っていると、少女が言った。
「あなた方の『身体』はもう散りました。が、貴方の塊は今こうして生きています。
つまり、あなた方には『選択』の権利と義務があるのです」
「よくわからないけど、俺らはこの後どうするべき?」
「良くぞ聞いてくれました」
そういって彼女はA4用紙を配った。
少女は『死後の選択』と書かれたその紙の中央あたりを指差した。
『死者にはその後どうするか選択肢を与えること
1.輪廻の輪に入り転生する
2.魂まで完全に消し去る
3.能力を持って生き返る』
「なあ、三番って何だ?」
「そのまんまの意味です。下界でいうabilityとなって暮らしていただきます
しかし、条件があります。
前世の記憶は消しませんが、秘密を他人に話したら貴方を消させていただきます。
もちろん、あなた方が死んだことはなかったことになります」
「そうか。じゃあ」
「では設定を行うので皆さんそこの棺に入ってください」
「棺って...悪趣味だよな(苦笑) 」
慧は棺に入って目を閉じた。
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部員
部長 男 田中 聡 愛称:電気ねずみ ポケモソ
副部長 女 真目 真美 愛称:まめ 背の低さと、名前の訓読み
男 堺 慧 愛称:k 慧→k
男 原 充 愛称:みっちー 下の名前
女 堀井 秋 愛称:柊 ほりい→holly→柊