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魔石の使い方


テーブルの上にスライムを置き向かい合うように私も座った。スライムの前にりんごジュースを出してあげた。

「まあこれでも飲んでゆっくりしてね」

…飲むのとは違う気がするがまあいいや。私は辞典を開いた。

「さっきのこれが魔石だよね?」

私は青い石を親指と人差し指で摘まみながら聞いた。

[はい。それは水の魔石です。]

「水の、ということは他にも種類があるの?」

[他にも火の魔石、光の魔石、浄化の魔石、闇の魔石、動力の魔石があります。]

「この世界では魔石は普通にあるものなの?」

[この世界の普段の生活で使われる事が多いのは火、水、光、動力の魔石です。]

「魔石はどうやって使うの?」

[道具に動力の魔石と他の魔石をセットして水を出したり明かりをつけたりします。ですがあなたが魔法で出した魔石が必要な道具はどの魔石を利用しても望んだ機能が使えます。]

「浄化と闇の魔石はどんな時に使うの?」

[浄化の魔石は教会で使われています。薬草で治療できないような病気、怪我、呪いなどを治療する時に使います。闇の魔石は犯罪組織や自警団等が利用することが多いです。洗脳や自白、呪いなどに使います。]

魔石が普段の生活で使われているのならばそれを売ってこの世界でもお金を稼ぐことができるかもしれない。薬草も辞典に聞けばわかるだろう。私が魔法で出せる物は今は地球にあった物だけなので売るのはとってもマズい気がするし。

「魔石や薬草って売れるの?」

[はい。冒険者ギルドで売買されています。]

「冒険者ギルドってなに?」

[魔物から出る魔石や食肉、様々な素材等を集めてくる方々が所属している組織です。]

…行ってみようかな。せっかく別世界に来たんだから色んな体験をしてみないと損だし。行けば楽しい事もきっとあるだろう。このテントがあればなんとかなりそうだし。私は辞典に最寄りの冒険者ギルドの場所をきいた。…よし!頑張って歩くぞ!

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