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東京行脚  作者: 小野 大地
2/21

2日目

評論っぽくなってつまらないかも。今度は物語ふうのも書きますー

ウーバーは、オフィスでネットを操る会社人に比べれば、非情に肉体的で原始的な職業なのだと思っていた。しかし、ウーバーは意外と頭脳的で現代的な職業なのだということに気づいた。


ウーバーの配達において問題はいくつかあるが、一番深刻な問題はバッテリー問題だろう。

ウーバーは配達する時にマップを使う。移動開始ボタンを押すと、ウーバーアプリからグーグルマップが起動され、アナウンスが始まる。

「200m先、右です。その先左です。」などと言われて知らない道を進む。

「左です。その先目的地は左側にあります。運転お疲れさまでした。」このスマートな声に感心していると、知らぬ間に目的地に着いている。

そしてその家のインターホンを押そうとするのだが、たまに横に張られている表札と住所が一致しないことがある。改めて確認してみても違う。グーグル君の知能をもってしても敵わぬものがあるということだ。自分は勝ち誇った気持ちになる。ただ、そう思いながらも今度は電話ボタンを押す。数舜後には敗北感が沸き上がってきた。なんとも短い命である笑 そして今度こそ、依頼者に商品を届けることができた。

まあここまでバッテリー問題について例示してきたが、要するに、道に迷ったり住宅街が入り組んでいるとバッテリーの消費が激しくなり次の配達が厳しくなってくる、そういうことだ。


しかし裏を返せば、それほどウーバーは科学技術を用いているということだ。彼らは信号待ちしている時もマップで道を確認し、走行中も頭の中にはデジタル時計の文字盤が映し出されている。楽しげにサイクリングをしているように見えるかもしれないが、実は彼らも大変というわけだ。


街中で見かけたら、ぜひ労わってやってほしい。



読んでくれてありがとうございました

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