コラボのお誘い
前回まではありきたりな感じでしたが、今回からは一風変わった感じになります。
【忠告】これはクソ小説です。苦手な方は、回れ右をして帰らないでください。
「なんで?なんで学校がダルいの?」
「ダルいのに理由なんてあるかよ。」
美少女のコイツには、パッとしない陰キャの俺の気持ちなんて分からないんだろうなあ。
「わたし、五十嵐くんに学校に来て欲しいの!」
「嫌だね。学校に行くぐらいだったら、自分の趣味に時間を使いたい。」
俺はオタクと呼ばれる程ではないが、アニメやライトノベルが好きだ。学校よりアニメを見ている方がよっぽど楽しい。
「そう…………。」
立花さんが悲しそうな顔をする。
「そういえば、五十嵐くんの家はどこ?」
「すぐそこのマンションの10階だよ。」
「そうなの!?わたしも同じマンションなの!」
まさか同じマンションだったとは。
「じゃあ、俺は買い物に行かないと。」
「そうなんだ……。じゃあね!」
春翔は歩き始める。
「わたしのこと、忘れちゃったのかな……………。」
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立花さんと別れて、買い物を済ませて家に帰る途中、春翔は立花さんのことを思い出していた。
「なんで同じクラスってだけなのに、あんなに俺に構ってくれるんだ?」
「しかも、学校に来て欲しいって。まあ、行かないけど。」
家に帰ってきた。
「よし、今日も実況を撮るか!」
そう、俺は実況者だ。しかも、そこそこ有名な。ニクニク動画やYesTubeに実況動画をアップしている。チャンネル名はいがらぴ、登録者数は25万人ぐらいだ。
「今日から新シリーズを始めるんだったな。」
【ゼルドの伝説】だ。世界的に有名なゲームで、最近新作が発売された。
「はい、皆さんこんにちは!いがらぴと申します!今回からは、新シリーズを始めようと思います!」
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実況動画を撮り終わって、Twityarを確認すると、ダイレクトメールが来ていた。
「こんばんは!突然すみません!YesTubeで実況動画を投稿している【たっちー】と申します!ずっとファンなんです!コラボさせて頂けないでしょうか?」
たっちーさんからだった。確か、登録者数は俺と同じぐらいの女性実況者だ。
「はい、いいですよ。何のゲームにしましょうか。」
できれば俺がプレイしたことのあるゲームがいいなあ。
「ありがとうございます!【マルオメーカー】なんてどうでしょう。」
マルオメーカーは自分でコースを作ったり、他人の作ったコースをプレイすることが出来るゲームだ。俺も前に実況したことがある。
「いいですね。それじゃあ、コラボまでに自分のコースを2つほど作っておいてください。コラボの日時については、コースが完成してから決めましょう。」
「はい!早速コース作りに励みます!」
たっちーさんはもう作り始めているようだが、俺は明日からでいいかな。
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翌日の朝、マルオメーカーのコースを作っていると……。
「ピンポーン、ピンポーン。」
インターホンがなっている。こんな時間から誰だ?と思いながらドアを開けると……。
「おはよう!五十嵐くん!学校行こ!」
そこには、制服姿の立花さんがいた。
ゲーム実況者が主人公のラブコメなんて中々無いと思うんですよ。
(お互いのチャンネル名安直すぎたかな…………。)
感想お待ちしております!!!