表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
吸血鬼ちゃんの日常  作者: 夢宮 瑳菓羅
9/16

8日目 吸血鬼はこの世界では生きにくい!

 暗く、暗く、もう、それは心まで暗くなりそうなくらい暗い

目の前が真っ暗のまま、私は、目を開けているのかすらも分からない

感覚だけを頼りにあらゆる方法でここからの脱出を試みるも

あえなく、失敗に終わった…


     ※


体全体に、電気のよくな微弱な痛みが走る

手と足を、紐のような物で縛られている、全く動けない

その現象は数十秒で収まった

---頭に違和感を感じる

と、その瞬間に脳内に夢のような記憶のような数々の情報が入って来た

---な、何!? これ

何かが見えも聞こえてもしていないのに、何故か分かる

段々と頭が光に包まれ、記憶の中に吸い寄せられる、夢を見るかのように


     ※


ステンドグラスから月明かりが照らされる、屋敷の様な内装のホールの中

一人の女の子が怯えてしまったようにしゃがみ込んで泣いている

私は話しかけようと試みるも、声を出すどころか一歩もその場から動けない

その時、ステンドグラスから外の方に、雷が落ちるのが見えた

と、同時にホールの中が一瞬、光に包まれる

さっきまでなにも見えていなかったその一瞬の光景を見て、私は、唖然とした

数えきれない程の死体と思われる人の形

ホールには血が多く流れ

階段の手すりの部分にまで血が飛び散っていた

そして、何よりも驚いたのは

しゃがみ込んでいる女の子が 吸血鬼 (仮) の子、その子だということ

しかも、口には血が付着していた

このような状況を見て平然とはしてはいられない

というか…「平然としています」と言っている人は、絶対平然としていない人だよね…(笑)

そんな状況の中、私はどうすることも、何かをしようとも、考えてはいなかった

大きなホールの中、一人の女の子が泣いている

永遠に泣き続けるようにも見える

---今思うと、私は何故、このような夢のような物を見ているのかな…?

次の瞬間に脳内が真っ白になった

まるで、考えることを止めたかのように


     ※


目の前にやっと景色が浮かんだ

広い草原…辺りにはほとんど何も無く、木が一本か二本か生えているくらい

草花が太陽の光に照らされて春の風に揺られている

辺りを見ていると、急に一人の女の子がその草原に現れた

まるで今までずっとこの場所にいたかのような姿だった

透き通る位の綺麗な水色のスカートが風になびき

顔が隠れるぐらいの布地で出来た麦わら帽子のような帽子

女である私からでも見とれてしまう程に綺麗

彼女は、両手で帽子が飛んでいかないように端の方を持っていた

---とても“絵”になる

……………………………

またもや、目の前が真っ白になった

その白は段々と黒くなっていく…


     ※


始めに見ていたホールの時よりも暗い場所にいる

月明かりも無くなって、あるのは切れかかった一つの電球のみ

バチッンと後ろの方に大きな音が鳴り響く、電気によるものだった

私はその音に驚いて目を閉じた、怯えつつも片方の目を開けて確認した

「………ッ!!」

そこにあった光景に私は悲鳴をあげそうになって、とっさに手で口を押さえる

---こんなの…て……な、何で……酷すぎる……

少しずつ気が遠くなるも、何とか耐え忍んでいる

私が見たその光景は……

全身が金属製の錠で拘束され、目は黒い布でバツのように縛られている

身動きはもちろん、呼吸もままならない状況と思われ

傷口から結構な量、血が流れている

さっきまで見ていた人と同じ吸血鬼 (仮) だった

寝ている彼女の夢は、このような残酷な行為で全てが埋まっているのかと思うと

私はこれから彼女にどんな顔をすればいいのか分からなくなる

悲しい、辛い、見ている私もこんな気持ちになるけれど

彼女の方は私の何倍も、何十倍、こんな気持ちを背負っている

私はとてもこんな残酷な状況を見てはいられなかった

私は目を閉じていると、奥の方から足音が聞こえる

「さあ、今日も始まる、おっ楽しみの時間だ~」

男の声だった、笑いながら発するその言葉はまるで化け物

再び私は目を開けて、彼女拘束されている方を見た

男は彼女の前に立つとじっくりと彼女を見つめる

すると男は彼女を舐め始めた

言葉にすると“イカれている”

全身をくまなく舐めらめるのではないかというくらいで男は彼女を舐めた

彼女は抵抗をものすごくしている、だけど拘束のせいでほとんど動けない

男が舐める行為を止めた、その後に小型のナイフを手に取ると

何のためらいもなく彼女を……切った

切って、切って、切って、切って、切って、切って、切って、切って、切って

切って、切って、切って、切って、切って、切って、切って、切って、切って…切った

何度となく繰り返されるその行為に彼女は抗い続ける

私は彼女の悲鳴が、心の悲鳴が耳に聞こえるように感じた

残酷な状況はいつまでも続くのだろうか……


     ※


目を覚ます、起き上がるとみんなはまだ寝ている

時間はそれほど経ってはいなかった

私は辺りを見た、そしてここが夢で無いことを確認した

「…ふぅ…」

小さく深呼吸をした、その深呼吸はさっきの夢を見たせいで小刻みに震えている

私は吸血鬼 (仮) の方をみた

彼女は怯えていて、身をくるめていて、少し顔色が悪い

私はそんな彼女の手を取り、再び眠りに着く…

彼女を包み込む様にして

最近シナリオに行き詰まっています

そんな時は……気分転換!

気分転換はだいたいアニメかラノベですね

気分転換は大切だと思います!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ