表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
吸血鬼ちゃんの日常  作者: 夢宮 瑳菓羅
5/16

4日目 三人ぐらしが始まります

 守敷香苗さんが、私の部屋に来て、こう言った

「先輩、吸血鬼と、何か、関係があるんですか」

と今、ここいる、その、守敷香苗さんが…


そんな空気の中、私は理解に追いつかず、ただただ立っている

「先輩? どうかしましたか、そんな、何かがばれてしまった、というような顔をして」

え、そんな顔を! なんて思って、顔に手を当てる

「当たってましたね!」

「ち、違うからね! 断じて」

直ぐに否定はしたものの、絶対ばれている

少し、変な汗をかいている

守敷さんを見てみると、私の方に、何かを、探っているかのように、上目遣いで見ている

ああ、誰か、助けて~…

「私が苺花さんを助けて上げます」

心を読まれていた!? 吸血鬼ちゃんは、影から姿を現した

その、吸血鬼ちゃんの髪や肌、目の輝き、美しい、とだけでは、どれも表せない

それを直接見た守敷さんは、洗脳されたかのように、目の輝きは薄い

それに、守敷さんは、吸血鬼ちゃんに手を伸ばしている

私が吸血鬼ちゃんと、初めて会った時のように

「あの、な、何故、私に近づいて来るんです!?」

吸血鬼ちゃんは、一歩下がって、構えている、それも、格闘技のように

一方、守敷さんは、完全に聞こえていない、私もこんな感じだったのかな

それにしても、この洗脳みたいなのは、吸血鬼ちゃんの吸血鬼としての能力かな

「や、止めましょう」

当然、守敷さんには、聞こえはしていない、そのまま、吸血鬼ちゃんに近づいていく

「な、何故、近づいてく…」

吸血鬼ちゃんは、後ろにあった壁にぶつかってしまい、もう後ろに下がれない

「ひゃー、ねえ、もう止めましょう、ね、ね…てっまだ近づいてくるんですが!?」

守敷さんが、吸血鬼ちゃんの後ろの壁に手を置く、まさに、壁ドン

「苺花さん! 助けて下さ~い」

助けを求められたけど、もうちょっと、見ておこう

「ちょっ、苺花さん!」

私は、吸血鬼ちゃんに親指を立てた、頑張れ、的な意味で

すると、守敷さんは、両手で吸血鬼ちゃんの頬を持って、自分に近づけている

「みょう、むう、うぐぐ」

頬をつかまれて、私には、何を言っているのか、分からない

もうそろそろ、終わりにさせる

守敷さんの頭を、軽~く、本当に軽~く、叩く

叩いて、もし音が鳴るのなら、ポンッ、くらいで、軽く叩く

「痛っ」

守敷さんが、やっと声をもらしたな、的な具合で見ておく

でも、まだ、守敷さんは吸血鬼ちゃんの頬をつかんでいる

「みょう、みゃみゃみみゅみゃみゃみ」

? 私には吸血鬼ちゃんが “み” と、しか言ってないように、思えるのですが…

…いや~、本当に何て言ったの!?

守敷さんが、吸血鬼ちゃんに気づいて、まじまじと見つめる

「何ですか! この子、すごく可愛いですよ~!!」

さっきとテンションが、全然違う、洗脳みたいなのは消えたみたい

しかも、頬を合わせに行ってる、何、この子、こんな感じなんだ~、へ~

「うわ~、先輩、先輩、この子、肌も柔らかいですよ」

二人を見ていると、何だか、小動物を見つめる感じに似てる

でも、吸血鬼ちゃんは、物凄く嫌がっている

よく見ると、ちょっとずつ影に入っている

7秒後ぐらいで一気に影に入った、途端に守敷さんは、壁にぶつかりそうになっていた

それを、なんとか手で防いだ

「あれ? ん、んん?」

辺りを見渡す、当然、影に入った為、いるわけはない

しかし、守敷さんはそれを知らない

今、守敷さんは、現状を理解出来てない、まあ、当然だけど

「先輩、さっきの子は、何処(どこ)に…」

自分の大切な物が無くなったくらい、落ち込んでいる

「そこにいると思うよ」

そう、何もない場所を指した

守敷さんは、私の方を見ている、それも 「大丈夫ですか?」 と言いたそうに

「大丈夫ですか?」

あっ!? 本当に言った、思った通り

でも、ちょっと、話を変えよう

「言ってなかったけど、あの子、吸血鬼なんだよ~…」

あれ? これって、言っても良いのかな…?

「えぇ!? きゅっ、吸血鬼!?」

今の時間帯が、どのくらいかは、初めの方を見れば分かる

今、朝、それも、みんなが起きている時間

それで、こんな大声を聞いて、出てこない人は、ほとんどいないはず…

それなのに、予想は大きく外れた

私は、予想をしていた為、すぐに、守敷さんの口を塞いだというのに

意味、無かったの~!

まあ、それは置いておいて、守敷さんから手を離す

「もう、先輩、何するんですか~! びっくりしましたよ!!」

わざとらしい、びっくり、の仕方だな~

なんて、思っておく

「それにしても、吸血鬼、なんですね」

そうだった、初めに守敷さんが言ってたこと、完全に忘れてた

「うん…そ、そうだね」

ぎこちなく、言ってしまった、どうしてだろうか、自分でも分からない

「実感、無いですね…あははは……」

苦笑いをした、薄ら笑いだ、若干心に刺さった気がする

ついつい、私も苦笑いをしてしまった

「あはは……」

しばらく続いた。

「守敷さんと姫海さん、ちょっと良いかな」

私達に話しかけたのはこのアパートの大家さんだ

「はい」

少し、疑問系で答える、大家さんに、呼ばれるような心当たりが無い

「実はね、私の親戚が、こっちに引っ越す事になったの

 悪いとは思うけど、守敷さんと姫海さん、二人一緒の部屋にしても言いかな」

「何で私達が同じ部屋に? まだ空きはありますよね」

「空きはあるんだけど、今、住居者候補で埋まってて」

「そう言う事なら、分かりました」

「え、良いの?」

「はい、お世話になっていますから」

「ありがとうね」

話に守敷さんが入って来なかった、すぐに終わってしまったからだと思う

まあ、守敷さんも大丈夫だろうね

「守敷さんも、大丈夫?」

「は、はい!」

そうして、私達の三人ぐらしが始まります

投稿…えーと、朝の、6:00か7:30です。

では、今回は三人ぐらしの始めの辺りです

次話から、学校と三人ぐらしです

 \(°∀°)/「や~♪」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ