三日目 みょう、わしゃしに、しょうじゃんをみゅうのは、らめれすよ~
布団の中、吸血鬼ちゃんが、私に、巻き付いているかのように、抱きついている
吸血鬼ちゃんの可愛さで、私に抱きついているのを、離す事は出来ない、不可能
「…つきちゃん、吸血鬼ちゃん」
〈あれ、苺花さんの声が…〉
吸血鬼ちゃんが目を覚ますと、目の前に苺花の顔があった
自分の方から、抱きついた覚えがない、でも、この状況で、自分でやったんじゃ無い
だなんて言えない、といったところだった
という訳で、吸血鬼ちゃんは今、言い訳を考えている、のではなく
現状が、どういった流れで、こうなったのかを、必死に考えている
「吸血鬼ちゃん、あ~、やっと起きた」
吸血鬼ちゃんは、考えていても、込み上げてくる
恥ずかしさなど、色んな感情が、心の中で、混ざりあっている
「え、あの、あ、え、」
言葉が出てこない、吸血鬼ちゃんの頭が、いつもより、速く動いている
でも、一向に、終わる気配が無い
「吸血鬼ちゃん?」
自分では、気づいていなようだけれど、顔にとても出ている
目が回っているし、顔も赤くなっている
「とりあえず、離れてくれるかな」
「あっ!!」
吸血鬼ちゃんが、私を急に突き放して、後ろにあった、テーブルに頭を打った
「痛いっ!」
「あ、ご、ごめん、な、さい…」
私が頭を押さえてうずくまっていると、吸血鬼ちゃんが立ち上がって、私に近づいてくる
吸血鬼ちゃんの足が、布団に引っ掛かって「わぁっ」と声を出した後に、私の方に倒れてくる
私に、考える暇も与えてくれない
「ぐぅっ…」「いったー」
吸血鬼ちゃんは、私に倒れた時に足を、私は、吸血鬼ちゃんに倒れられてお腹を
さっき、頭を打った時より、痛い
今、私の中では、頭とお腹が同時に、痛い現象が起きている
かろうじて、目は開けられる
吸血鬼ちゃんが私から、すぐに離れると、この世の終わり、て顔をしている
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」
話すスピードが、さっきよりも速くなっている、焦っているのだろうか
「大丈夫、気にしなくて良いから」
心配しないように、と思って、言ってみたものの
逆効果でした
「あ、えっと、本当にごめんなさい!」
なんだかんだで、事態が悪化していく一方
※
……4分後
ソファーの上に、二人で座っている
「本当にすいませんでした」
まだ、後悔していた、もう、謝らなくて良いのに
「大丈夫だよ~…」
声がもう、小さくなっている、どのくらい、話したのだろうか
「すいませんでした」
今まで、何回謝られただろう、ちょっと、このくらいで終わらせたい
「吸血鬼ちゃん、そんなに謝られると、私、もう、怒りそうなんだけど」
私自身、あんまり、気づいていないけど、怒っていたらしい
「すいません…」
ここま謝られると、私が悪いみたいに、なってる
「吸血鬼ちゃん、もうさ、謝らなくて良いから、何か、して欲しい事を、言ってみて」
「私が、苺花さんにして欲しい事、ですか?」
「うん、そう」
「じゃあ」
そう言った後、吸血鬼ちゃんが、私に顔を近づけた
「キス…して下さいね」
「えっ!」
急に言われたので、驚く、これは、ね、さすがに
吸血鬼ちゃんの、好奇心なのか、でも、さっきとは、話し方が違う
あ! もしかしたら、これ、吸血鬼ちゃんが、冗談言ってるんじゃ…
「良いよ、しよっか」
私も、冗談を言ってみた、それも、吸血鬼ちゃんの耳元で
予想どうり、吸血鬼ちゃんは、冗談を言っていたようで
耳が赤くなって、顔も少し赤くなってる
それでも、私は面白かったので、このまま続ける
「どうしたの、黙っちゃって、本当に、しちゃうよ」
私が、吸血鬼ちゃんの肩を、両手持って、顔を近づけた
本当にキスをする、真似をした
注意× 本当にキスはしません
吸血鬼ちゃんは、目をつむった
私に肩を持たれて、驚いている感じと、恐れている感じ
どことなく、少し嬉しい感じがある
そろそろ止めよう
そう思うと、私は、吸血鬼ちゃんを離した
「な~んてね、冗談だよ」
すると、吸血鬼ちゃんは、頬を膨らまして、分かりやすく
そして、可愛らしく、怒っていた
「もう、苺花さん」
「ごめんって」
「みょう、わしゃしに、しょうじゃんをみゅうのは、らめれすよ~」
え、何、今の
「すみません、噛みました」
噛んだにしろ、あまりに可愛い噛みかたで、唖然とした
「すいません、もう一度」
言い直した
「もう、私に冗談を言うのは、ダメですよ~……」
恥ずかしそうにしている
ふと、時計を見てみた
6:36
あれ、こんなに速くに起きてたんだ
「学校に行く準備でも、しょうかな」
「学校って何?」
あれ、吸血鬼ちゃんって学校、知らないのかな
「学校は、えーと、学びの場? かな」
「私も行ってみたい」
興味津々になっている
「ダメだよ、隠れて侵入でもしない限り」
「隠れは出来ますよ」
「え? で、出来るんだ」
吸血鬼ちゃんが、思いもしていなかった事を、言い出す
「出来ますよ、こんな具合に」
吸血鬼ちゃんが、部屋の、暗い方に行くと
床に沈んでいく
「……」
言葉が何も出てこない、ただただ、吸血鬼ちゃんを見る
完全に沈みきって、吸血鬼ちゃんの姿が、無くなった
すると、私の影から、少し顔を出していた
「凄いね」
「では、これで、学校に侵入しましょう!」
その後、吸血鬼ちゃんは、そのまま影の中にいて、私は着々と準備を済ませた
7:08
まだ、学校には早かった
すると、部屋のインターホンのチャイムが鳴った
「誰だろう」
外を確認すると、部活の後輩の、守敷香苗さんだった
扉を開ける、ああ、寒いと思った
「おはよう」
「はい、おはようございます」
「どうしたの、こんなに早くに」
「少し、聞きたい事が」
そう、守敷さんが言うと、とても嫌な空気を感じた
「先輩、吸血鬼と、何か、関係があるんですか」
吸血鬼ちゃんについてもう知られてしまっている
一体、どうなるのか…
タイトルが、なんか変な感じではあると、感じてはいます
まあ、私的には、良いと思っています、少し
では、次話でも、よろしくお願いします。




