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吸血鬼ちゃんの日常  作者: 夢宮 瑳菓羅
11/16

10日目 日常からの異世界転生!?

 私は吸血鬼ちゃんの発したその言葉に戸惑いを隠せなかった


「異世界…?」

表情が固まったまま私は吸血鬼ちゃんに問う

「はい、異世界ですが…」

不思議そうにこちらを見る

私は今、この現状を把握しようとしている、けれど一向に先に進まない

---異世界? え、何それ、異世界出てきたら今までの日常が結構変わっちゃうんですけどー

 異世界転生? 異世界召喚?

 そんなことになったら、アニメとかゲームとかでは、かなりの高確率で戻れなくなっちゃいますけどー

 というか、なんで今、異世界なの? ふつうは初め辺りで異世界転生やら異世界召喚やらをするんでしょ? も~、なんで今なの?

 …あれ? 私って何考えてたんだろう

「苺花さん?」

「えっと、え、あ、ん? あれ、んん?」

私は考えをまとめきれずに、ついに頭がバーとなった

---えっと、あれがそうで? あれ? な、何だったっけ?

もう、頭がいっぱいになっている

---?えっと、どういうこと?

現在私は混乱に陥っています、冷静どころかあやふやな考えを出している

この後の展開は…

「異世界の門よ、開け」

さっきまで異世界にみんな行ったと言っていたのに異世界に行かない、わけがない

なので、当然、苺花さんたちも異世界に行きます

颯爽(さっそう)と吸血鬼ちゃんが何か魔法の詠唱のようなものを唱えると

その唱えた場所に魔法陣が浮かびあがってきた

---吸血鬼って、すごいな……

そう私が思っていると光がその魔法陣から溢れてくる

光は私達を包む


     ※


光で目がまぶしくなり少し目を閉じ、次に目を開けると…

先ほどとは違った光景が目の前に現れた

山や海、川に大きく大地に広がる平原

そして何よりも一番目に飛び込んできたのは、一片の曇りもない大空

これは異世界というよりも地球の昔の姿といった方がぴんと来る

---それにしても、とてもきれい、ここってほんとに異世界?

「やっと目を覚ましましたか」

吸血鬼ちゃんの声を聴いて後ろに振り替える

すると、吸血鬼ちゃんはいかにも悪魔的な衣装をしている

「な、何、その恰好、いかにも、だね…」

吸血鬼ちゃんは私がそういうとすぐに後ろを向いてしまった

「恥ずかしいから、見ないでください!」

「え? なんで、私は結構似合ってると思うけどな~」

吸血鬼ちゃんの後ろにあった天使の羽が黒くなった悪魔バージョン的なものが少し揺れている

---あ、犬とか猫とかといっしょでしっぽが動くように羽も動くんだ

「ええ!?」

吸血鬼ちゃんは動いていた羽を抑えた

よく見ると、顔が赤くなっていた

---そういえば、前にも心を読まれていたような…?

「あの、私、いちよう悪魔なので、心が読めるんです、ね…」

「そうだったんだ…」

二人はこの時に、同時に思った………気まずい、と

(吸血鬼ちゃん) ---ど、どうしよう、気まずい

(姫海苺花さん) ---なに、なんなの、お、落ち着いて…ど、どうにかしないと

この空気の中、二人は結構な時間、固まったままだった


     ※


「そ、そういえば、守敷さん達は?」

私がそういって空気がいっぺんに変わった

「あっちだと思います」

吸血鬼ちゃんは何もないただの山を指した

まだ吸血鬼ちゃんはしゃがんでうつむいている

「あっち、て…どこ?」

吸血鬼ちゃんが顔を上げて指していた場所を見ると指す場所を間違えたようで慌てる

「あっ!? すいません、こっちです」

慌てるまま再び指をさす

しかし、吸血鬼ちゃんは緊張している

その証拠に、指が震えている、それもかなり大きく

吸血鬼ちゃんは震えている手を押さえた、しかしまだ震えている

「大丈夫?」

「すいません! こっちです」

吸血鬼ちゃんが私の方に来ると、私の手を取り、私を引っ張った

「ちょっ、ちょっと」

私は止まろうと行動を起こしたものの全然吸血鬼ちゃんは止まってくれない

…………なんて馬鹿力

吸血鬼ちゃんは私を引っ張っていく、そんなに痛い訳では無かったので私は吸血鬼ちゃんの進む間隔と同じように進む

ふと吸血鬼ちゃんの顔を見ると少し硬いように見える

緊張…なのかな?

吸血鬼ちゃんに引っ張られるまま私が進んでいく

すると、体全体に吸い込まれるような感覚になった、というか吸い込まれた

引き寄せられるまま、私は歩いていると、何かにつまずいてこけてしまった

その時に、一緒に吸血鬼ちゃんの手も離してしまった、こけた時の反応で目を閉じた

「痛っ」

さっきまで芝生なみに柔らかかったはずの地面が、硬い

それは手で触ったので分かった

目を開けると目の前には青い空が広がる

「苺花さん!? すいません、私、つい」

「大丈夫、それより、起こしてくれる?」

そう言うと吸血鬼ちゃんが手を伸ばしてくれた

そうして私は起き上がると、驚いてしまった

さっきまでの光景とは明らかに違った光景が目の前に広がっている

「何…ここ……?」

街のどこかに私はいる

大きな広場、噴水が広場の中央にある

---人と…!? 猫!? ウサギ!?

いわゆる、人と動物が合わさった、亜人? 獣人?

と、思われる人が私の目の前を歩いている

「ここは、異世界、ですが?」

---私は唖然とした、何? さっきまで草原とか山とかが広がってたじゃん!

再び私は異世界に来た、そう、異世界その物…

 …異世界を書くのって、、、難しくないですか!?!?!?!?

何でしょうか、この感じ、なんとも言えない…

まあ、頑張って書いていきます!

 ヨロシクオネガイシマス(-.-)

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