双子の実力
良ければ感想をお願いしますm(_ _)
「流石ジルだね、分かっちゃった?」
「そら自分が15年間住んでた土地だもん」
2人が転移して来たのはジルが住んでいた山の頂上だった
「でもなんで急に?」
「理由は2つだよ、1つはジルと出会った場所だから。もう1つはここからもう少し歩けば分かるよ」
ルシファーはそういい終えるとジルの手を引き歩き出した。
2人が歩き始めて10分ほどすると、月明かりが優しく照らす広場へと出てきた。その広場には2つの墓石が置かれていた
「この山にこんなとこあったんだ。知らなかった」
「ここはね、特殊な結界を貼っていて私の加護や父様の加護が付いてない限り入れないんだ。普通の人がここへ来るとただの森の1部なんだよ」
「そんな結界魔法あるんだ便利だね、となるとこの2つのお墓はルシファーのお父さんとお母さんのお墓なの?」
「流石ジルだね、察しが良いね。この地はね父様と母様が出会った場所なんだって。2人が下界の奴隷とかを解放してる時にたまたま出会ったんだって。二人とも死んだらここに眠らせてって言ってたんだ」
「じゃあこの結界が有るのも納得だね、魔王の墓が荒らされたりなんかしたら、国の一大事だもの」
と言い終わると今度はジルがルシファーの手を引き墓の前まで歩いた。ジルは墓の前に膝をつき語りだした
「新しく魔王になったジルと言います。急な報告になり申し訳ございません。ルシファーとは来年婚姻することになりました。これからルシファーの事を悲しませたりしないのはもちろん、先人達が築き上げたパーチェを、守り抜くことをここで誓います。どうかルシファーとの婚姻をお許しください」
ルシファーは微笑みながら口を開いた
「父様と母様は私の結婚許さないような人じゃないよ、むしろジルを歓迎してると思う。天国からジルがしてきた事は見てると思うしね。
父様母様、私さ遂に結婚するよ、ジルはね私が無理してるのに誰よりも早く気づいたり、2人みたいに優しくて、部下思いなんだ。あんなに小さかった私が結婚ってのもびっくりでしょ、特に母様はね。国の事はもう大丈夫だよ、だから二人ともゆっくり休んでね。これからはジルは勿論マモン、ベルフェゴール、メデュ姉、サキュ姉、ブブ兄達とみんなで守っていくから。今の魔界のいざこざが片付いたら、今度は女神族とも友好を結ぼうと思ってる。これはみんなも同意見だと思うよ。2人が作りたかった平和な世を必ず実現させる、誰も悲しまない幸せな世界をね」
遠くの空の上で2人の男女が優しく微笑んでいるようだ
「じゃあジル行こうか、2人への挨拶も終わったし、明日からは忙しくなるねー、じゃあ父様母様また来るね」
「では失礼しますね。また来ます」
2人は魔界へと戻っていった
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翌日
ジルはシャルルとエノレアを迎えに来ていた
「迎えに来たよ二人とも準備は良いかい?」
「勿論です、所で何処へ行くのですか?」
「2人はドルイド城でしばらく暮らす事になるかな、家はもう用意してあるけど、2人で一緒に住むのと、別々で住むのどっちがいい?」
「一緒でお願いします、15年間一緒に過ごしてきましたから今更離れるのもなんですからね」
「とか言ってエノレアは私に家事押し付ける気でしょ」
「察すがシャル姉、なんでもお見通しだねー」
「お見通しだねーじゃ無いわよ!そうやっていつも面倒事は私なんだから!今回ばかりは甘やかさないわよ!きちんと半分ずつやってもらわよ!」
「ちぇっ、仕方ないなー」
「姉妹仲が良いね、じゃあ行くよってあ、アァァァァァ」
「どうかしました?ジル様」
「俺、テレポート使えないんだった……なんかテレポートだけはどれだけ鍛錬積んでも、上手くいかないんだよ。変な所に転移しちゃうのよ」
「魔王様にも意外な欠点あるんですねー、私テレポート使えるんで大丈夫ですよ。ドルイドには1度だけ行ったこと有るので」
「ごめんね、助かるよ」
エノレアにより3人はドルイド城へとやって来た
「ありがとう、取り敢えず今日は最初に2人の実力がどれくらいか見るよ、ちょうど昨日使った闘技場がそこにあるからあそこにしようか」
3人は闘技場の中へ入っていった
「ルールは一つだけ、俺が終わりって言うまでは続けて、じゃあ準備はいい?」
「勿論です」
「当たり前じゃないですかー」
「じゃあ始め!」
次の瞬間ジルは右半身を失い腹部を槍で突かれていた。
「いやいやいや、ちょちょちょ
闇回復魔法不死の呪縛」
ジルの無くした右半身と腹部を闇が覆い数秒すると元通りになった
ジルは咄嗟に距離を取った
「何があったかすら分からなかった、身体強化使ってなくても各ステータス500万ぐらいは有るのに
身体強化2式
魔王の目」
シャルル 魔人族
体力1200万
魔力1400万
攻撃力600万
防御力600万
瞬発力900万
スキル
武術スキル
剣術
魔法スキル
属性
水魔法
会得魔法
水龍の轟き
水巫女の舞
etc
魔力コントロールB
特殊スキル
無し
エノレア 魔人族
ステータス
体力1200万
魔力300万
攻撃力1400万
防御力1200万
瞬発力900万
スキル
武術スキル
槍術
弓術
魔法スキル
属性
闇魔法
無属性魔法
会得魔法
付属性闇
転移
etc
魔力コントロールC
「なんだよこの強さ!軍長と互角どころか下手すりゃ軍長以上じゃねぇか、どうやってそんな力得たのさ!」
「それはですねー」
シャルルとエノレアの強さの由縁はなんなのでしょう、次回明らかになります。
お楽しみに!




