僕は文武両道になるっ!
皆さん初めまして、碧鳴柚美です。
以前別サイトで二次創作作品を投稿していましたが、オリジナル小説は初めてなので見苦しいかもしれませんが、読んでいただけたら光栄です。
一話が短めになっているので気軽に読んでもらえればいいなと思っております。
では、そろそろ本編へどうぞっ!
ー序章ー
「ふっざけんじゃないわよーーーーっ」
ものすごい勢いでこちらに向かってくる制服を来た少女。
この時はまさかあんなことになろうとは思っていなかった。
「ハァハァ…責任、取ってくれるわよね?」
これが、全ての幕開けだった。僕の人生が狂い出す最悪で最高な幕開け
ー第一章 過去の僕ー
運動神経抜群、成績優秀な僕。もちろん男女共から好かれていて、めちゃめちゃ可愛い彼女が……いない。
それはただの理想にすぎなくて、本当の僕は50m走のタイムは10秒台で、成績は下から数えた方が早い。人付き合いも苦手だ。もはやクラスメイトに認識されているかどうか危ういレベルである。
そんな僕にも友達と呼べる子がいた。同じクラスの宮村沙鶴だ。名前で呼び合う仲で放課後よく遊んでいた。
だがみんな気づいているだろうか、僕は最初に“いた”と過去形で紹介した。今ので察した人もいるかもしれないが僕は沙鶴にも避けられるようになってしまった。
原因は僕の部屋に沙鶴を招いたことだった。僕の部屋は特別汚い訳ではなく、むしろ綺麗な方だった。そこは問題ではなかった。問題は壁いっぱいに広がるアニメのポスター、棚の上に並ぶフィギュア、教科書の代わりに本棚にぎっしり詰まったマンガ、とどめを刺したのはBGMとして流れていたアニメの主題歌だった。
最初に言い忘れたが僕は世に言うオタクなのだ。まだヲタクにはなっていないと思う←
部屋を見た沙鶴は一歩後ずさりして苦笑いを浮かべた。そして、
「ごめん、私ちょっと用事思い出したから帰るね。」
と言って逃げるように僕の家から出て行った。
「沙鶴には僕の趣味が理解されなかっただけだ、そんなのよくあることじゃないか。」
そんな言葉とは裏腹に僕の目からは涙が流れていた。
僕は沙鶴のことが好きだったんだ。訂正しよう、僕は今も沙鶴が好きだ。そして決心した、いつか文武両道になって沙鶴に告白をする。もちろん二次元への現実逃避もやめる、と。
いかがでしたか、お楽しみいただけたでしょうか?
ありきたりな感じの始まり方だったような気がしないでもないですw
本作でオタクだ、ヲタクではない、という表現がありましだ正直違いがあるのかどうかよく分かりませんでしたww
私と友達の間では、オタクよりもヲタクの方が熱狂的なんじゃないか、という勝手な解釈をしておりますが、違いがはっきりと分かる人がいたらぜひ、教えていただきたいです。
ではお腹が減ってきたので←そろそろ失礼いたします。
以上、碧鳴がお送りしましたっ!