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春夏秋冬ヤンキー異戦

作者: 花浅葱
掲載日:2026/06/04

コメディ色強めの演劇を募集していた際の続編を執筆し、採用された台本を保存しているドライブが消去されるとのことなので備忘録的に掲載しておきます。

そのため、台本形式となっております。

よって、台本であるために、心情描写及び風景の描写はされておりません。


過去作品は以下の作品です。

「東西南北ヤンキー異戦」

https://ncode.syosetu.com/n3061in/


登場人物

ツトム 『天空の覇者』最強のヤンキー

ユウヤ

カヨコ 『東の獅子』伝説のヤンキー

セイヤ 『西の大蛇』極悪の殿堂

カゲユキ 『北の林修』博識ヤンキー

ゼウス 『南の左利き(サウス・サウスポー)』神の眷属 

山崎 『春のパン祭り』

ナオキ 『夏の暴牛』暴虐のヤンキー

鶴岡亀太郎 『秋の愛(フォーリンラブ)』

タケシ 『冬の葉加瀬太郎』

ツトム、焦ったように登場。


ツトム「大変だ...ユウヤが、ユウヤが隣町の春夏秋冬の異名を持つヤンキー四天王に連れて行かれてしまった!」


カヨコ、登場。


カヨコ「おいおい、どうしたんだ?最強のヤンキー『天空の覇者』ことツトムさんよぉ!」


ツトム「ど、どうしてここに『東の獅子』の異名を持つカヨコさんが?!」


カヨコ「風の噂で聞いた。最強のヤンキーさんのマブが連れてかれたってよ!仕方ないから協力してやる。その代わり救出した後は、決闘だ!」


セイヤ、登場。


セイヤ「おいおい、カヨコさんよぉ!ボクチンをおいて抜け駆けなんかさせねぇぜ?」


ツトム「セイヤ!」


セイヤ「どうしてカヨコはさん付けでボクチンは呼び捨てなんだぁ?!気に食わねぇ!」


ツトム「あぁ、ごめんなさい!ごめんなさい!『西の大蛇』の異名を持つセイヤさん!でも、どうしてここに?」


セイヤ「風の又三郎の噂を聞いて駆けつけてきた!」


カゲユキ、登場。


カゲユキ「どっどど どどうど どどうど どどう。噂の割には随分と暴風じゃないですか!」


カヨコ「おいおい、まさか『北の林修』の異名を持つカゲユキのぼっちゃんまで出てくるとは!マザコンはママの元に帰らなくていいんでちゅか?」


カゲユキ「マザコンだっていいじゃないですか!」


セイヤ「やっぱり、マザコンなことは否定しないんだな...」


カゲユキ「そりゃあもちろん、私はママのことが大好きですから!」


ゼウス、登場。


ゼウス「ふん、愚物がいくら集えども愚物程度じゃ貴様の友達は救えない。神の眷属である我が、天啓に則り貴様らに助力してやろうではないか。感謝しろ」


セイヤ「おいおい、勢ぞろいじゃねぇか!面白くなってきやがった!」


ツトム「『南の左利き(サウス・サウスポー)』の異名を持ち神の眷属であり尚且つその左手には悪魔が宿っている───という設定のゼウスさん!」(この台詞の間、ゼウスは5個の決めポーズ)


ゼウス「って、おい!設定などではない!そんなことを言うのであれば、貴様に地獄の炎を───そう!灼熱地獄(ブラッディ・インフェルノ)をお見舞いしてやろうか!」


ナオキとそれに連れられたユウヤ、登場。


ナオキ「おいおい、この釣り餌一個で随分と馬鹿が釣れたじゃねぇか!」


ユウヤ「ツトムー、助けてー!」


ツトム「あ、ユウヤ!」


ナオキ「コイツを返して欲しければ、この俺───」


ツトム「───あ、アナタは『夏の暴牛』の異名を持つ暴虐なヤンキー!ナオキさんですか?!」


ナオキ「貴様、俺が折角名乗ってやろうと思ったのに、遮りやがって!」


ユウヤ「ナオキって...半沢?」


ナオキ「誰が半沢直樹だ!囚われの身の癖に偉そうに!土下座だぁ!」


ユウヤ「ひ、ひぃ〜〜〜〜!」


カヨコ「随分と暴力的じゃねぇか!私と一発勝負でもすっか?」


ナオキ「勝負だと?貴様ごときじゃ勝負になるまい。一方的な虐殺だ!」


亀太郎、登場。


亀太郎「ちょっと、ナオキちゃ〜ん。駄目じゃな〜い、怖がらせちゃ」

ナオキ「邪魔を、亀太郎」


ツトム「って、アナタは『秋の愛(フォーリンラブ)』の異名を持つオネエヤンキー、鶴岡亀太郎さんですか?!」


亀太郎「あら、よく知ってるわね。うっふーん(セクシーポーズ)」


セイヤ「ズッキューン」


カゲユキ「セイヤさん、どうしたんですか?」


セイヤ「い、いや...どうもしねぇよ。そのー、鶴岡さんって言うの?」


亀太郎「あら、可愛いリーゼントね♡」


セイヤ「こ、これはリーゼントじゃねぇ!ボンパドールって言う名前だ!」


亀太郎「あら、ごめんなさい?間違えちゃったわ♡」


セイヤ「クソ、可愛い!」


カヨコ「おい、セイヤがあのオカマに惚れてるぞ!」


亀太郎「おい」


カヨコ「あ?」


亀太郎「オカマ、じゃない。オネエだ。二度と間違えるな」


カヨコ「うっせぇな、どっちも一緒だろ?ぶっ殺すぞ、あぁ?」


ゼウス「ふん、小賢しい喧嘩だな」


セイヤ「そうだぞ、カヨコ!お前なんかコテンパンにしてやる!」


ツトム「セイヤが亀太郎に寝返った!」


セイヤ「うっせぇ!ボクチンは惚れた女に幸せになってもらいたいだけだ!」


カヨコ「コイツ男だぞ?」


亀太郎「ごめんなさい、私には山崎君がいるの」


セイヤ「誰だぁ?山崎っていうのはよぉ!」


山崎、登場。


山崎「『春のパン祭り』の異名を持つ、山崎ってのは俺のことだでい」


セイヤ「お前が山崎ちゅうんか。亀太郎さんを駆けて決闘を申し込む!」


山崎「いいぜ、受けて立とう!」


亀太郎「いやーん、2人共私の為に争わないでー!」


ゼウス「あのオカ───オネエに知り合いが恋をしてしまったと考えると、色々と思うところがあるな。だが、恋とは運命。仕方あるまい」


ツトム「厨二病なことを言わないゼウス、めっちゃ違和感ある...」


ユウヤ「そんなことはどうでもいいから、早く助けてよー!」


カゲユキ「そうですね、春夏秋冬全員が揃うより前にユウヤさんを回収しなければ───」


直後、流れ出す情熱大陸。


カヨコ「おいおい、何か流れ出したぞ?いかにも最後の一人が登場しそうな予感...」


タケシ、登場。手にはタンバリン。


タケシ「天才ミュージシャンの俺、登場」


ツトム「あ、アナタは『冬の葉加瀬太郎』の異名を持つリズミカルヤンキー!タケシさんですか!?」


カヨコ「なんだよ、リズミカルヤンキーって!それにタケシって音楽に一番向いてなさそうな名前だぞ!」


タケシ「失礼な!俺は天才ミュージシャン(タンバリンを2回鳴らす)!音楽の力でお前らを返り討ちにしてやる!」


カゲユキ「タンバリンなんて誰でも使えるのに天才ミュージシャンなんて名乗るとは...アナタ、音楽をナメていますね?」


タケシ「んだと?ヒョロヒョロしてるくせに、俺に講釈を垂れるってのか?お前のことマラカスにすんぞ!」


カゲユキ「打楽器ばかり!」


タケシ「俺は打楽器が好きだ!叩けば音が鳴る!お前のことを叩いたらどんな音がするんだろうなぁ!」


カゲユキに襲いかかろうとするタケシ、それをカヨコが止める。


タケシ「───っち、止めやがって!」


カヨコ「大丈夫か?カゲユキさんよぉ!」


カゲユキ「マ...マ...ママーーーー!」


カゲユキ、逃げ出そうとするところをカヨコが捕まえる。


カヨコ「おい!ユウヤを助けるために来たんじゃないのか!」


ユウヤ「そうだよー、コントみたいな馬鹿みたいことしてないで早く助けてよー!」


ナオキ「おい、誰が馬鹿みたいだって?!」


ユウヤ「ヒヒーン」


ツトム「ユウヤが馬鹿みたい───じゃなくて馬みたいになっちゃった...早く助けないと!」


カヨコ「でも助けるってどうすんだ!」


ゼウス「たった今、我は神から天啓を授かった。神からの天啓により、我がユウヤを取り返してみせよう!」


ツトム「ゼウス、頼んだ!」


ゼウス、中央へ。


ゼウス「あ、UFO!(皆の後ろを指差す)」


ナオキ「なんだと?(振り向く)」


山崎「UFOだぁ?(振り向く)」


亀太郎「どこ?見たーい♡(振り向く)」


タケシ「なんだって?(振り向く)」


カゲユキ「UFO怖い!ママー!(その場に伏せる)」


ゼウス「今だ!」


ナオキ「って、おい!UFOなんかいないじゃないか!」


山崎「俺達のことを騙しやがってよぉ!」


ゼウス「クソ、失敗だ!」


カヨコ「おいゼウス!何やってんだお前!」


ゼウス「神の天啓だ...クソ、我は信心深いはずなのに最後の最後で神が向こうに微笑んだ!」


カゲユキ「まったく、びっくりさせないでください!」


セイヤ「カゲユキさんよぉ?そんなビビっててヤンキーとして威厳はねぇんじゃないかぁ?」


カゲユキ「失礼ですね!私にも博識ヤンキーとしての自覚はございます!」


ツトム「まぁまぁ、身内で喧嘩しないで、ユウヤを取り返す方法を考えようよ!」


タケシ「取り返したいなら、ヤンキーらしく殴り合いしようぜぇ?」


カヨコ「っていうか、どうして最強のヤンキーである『天空の覇者』のツトムが直々に殴りにいかないんだ?そっちの方が速いだろ?」


ツトム「でも、ユウヤには僕が昔名を馳せたヤンキーだってバレたくないから...」


カヨコ「そんなこと言ってる場合か?曲がりなりにも友達の危機なんだぞ!」


ツトム「そりゃ、殺されそうになったら僕だって助けに入るけどさぁ...できればバレたくないじゃない?」


ゼウス「貴様のこだわりなどどうでもいい。我の作戦が失敗した以上、選択肢は破滅しか残っていない!」


カゲユキ「アナタのは作戦って言っていいほどの代物ではございませんでしたけどねぇ!」


山崎「おいおい!俺達のことを空気みたいに扱いやがって!お前らのこと、こねてやろうか!」


カヨコ「こ、こねるだと?!」


山崎、パンをこねるような手つき。


カゲユキ「あ、あの手つきは!」


カヨコ「知っているのかカゲユキ!」


カゲユキ「うむ。ロイヤルなブレッドを作るために生み出されたパンの製造法から思いついたとされる山崎が誇る伝説の技『芳醇』です!」


山崎「その威力はまるでモーニングスター!」


亀太郎「山崎君がやる気って言うなら、私も助太刀し・ちゃ・う♡」


セイヤ「キュン!」

カヨコ「クソ、セイヤは戦力として使えなさそうだ!」


セイヤ「いいや!!鶴岡さんがボクチンのものになるってのならば、山崎だろうとサワガニだろうと倒してやるぜ!」


カゲユキ「別にサワガニは強キャラのイメージないですけどね!」


山崎「やってやるぜ!!俺の『芳醇』でお前を倒してやる!」


セイヤ「やってやるぜ!」


2人、ぶつかり合う。


ナオキ「行ってやれや、亀太郎!」


亀太郎「うっふ〜ん(セクシーポーズ)」


セイヤ・山崎「セ、セクシー...(2人とも倒れる)」


カヨコ「クソッ!ツトムが亀太郎にやられた!」


カゲユキ「亀太郎さんは男のはずですよ?」


ゼウス「多様性、この世の革命、レボリューションだな」


タケシ「おぉい!亀太郎、やりすぎだぁ!」


ナオキ「山崎まで倒れちまったら意味がないだろ!」


ツトム「でもなんだか、相手の戦力も一人減ってる!」


カゲユキ「では今がチャンスと言うわけですか。ツトムさんは力を発揮したくないようですし、戦力はカヨコさん1人。頑張ってください!」


カヨコ「よっしゃ任せろ!っておい、お前ら2人はどうするんだ!お前にゼウス!ちゃんと戦え!」


カゲユキ「残念ですが私は博識ヤンキー。言葉の暴力は得意ですが、拳の暴力は得意ではありません」


カヨコ「じゃあゼウスは───」


カゲユキ「カヨコさん。ゼウスが人と戦えると思えますか?」


カヨコ「───すまん、私が間違っていた」


ゼウス「何を言っている!我は神の眷属!我こそが最強だ!今度こそ見せてやろう!我の必殺技を!」


ナオキ「必殺技だと?亀太郎!タケシ!備えろ!」


タケシ「おうよ!」


亀太郎「わかったわ♡」


ゼウス「我の圧倒的な力の前に泣き腫らせ!いくぞ、我の超必殺!次元歪曲(ディストーションディメンション)!!(普通のパンチ)」


ナオキ「ふざけてんのかぁ!オラァ!」


ナオキ、ゼウスの次元歪曲を弾き返す。


ゼウス「はぁ...はぁ...中々やるではないか...我の必殺技を受け止めるとは...」


ツトム「あぁ...やっぱり失敗した...」


ゼウス「すまない!もう一度必殺技を放つためには10分必要だ!皆で時間を稼いでくれ!」


ツトム「ルフィのギア4みたいなクールダウンなの?」


タケシ「お前らなんかを10分も20分も待ってられっかよ!とっととお前らをボコしてユウヤを連れ帰ってやる!」


ツトム「ところで、どうして皆さんはユウヤを誘拐したんですか?」


ナオキ「決まってんだろ?コイツは最強のヤンキーである『天空の覇者』のマブダチって情報が入った。俺達はその『天空の覇者』と戦争するためにコイツを人質にしてんだよ!」


タケシ「だってのに『天空の覇者』は集まらず、東西南北の名を冠するヤンキーしか集まらなかった!俺達の求めてるもんはお前らじゃねぇんだよ!」


カヨコ「んだと!」


カゲユキ「カヨコさん、落ち着いて。ツトムさん。どうやらアナタの正体はバレていないようですね」


ツトム「そうみたいだね。僕がヤンキーだった頃はメガネなんか付けてなかったから、それで気付いてないのかも」


ゼウス「そうなると、メガネを外せば正体を気付かれるってことか?」


ツトム「でも気付かれたら、ユウヤにヤンキーだってバレちゃう!折角、僕のことを怖がらずに仲良くしてくれる友達なんだ大切にしたい!」


ナオキ「なにコソコソ話してんだよ?」


カゲユキ「ツトムさんの意見を尊重して、ここはユウヤさんの目の前では正体をバラさない方針でいきましょう」


カヨコ「カゲユキ、何かいい案があるのか?」


カゲユキ「言っているではないですか。私は博識ヤンキー。作戦を立てるのは私の得意科目ですよ」


ゼウス「我の崇高な作戦は失敗したのだが、貴様の作戦は大丈夫か?」


ツトム「カゲユキが立案してくれるなら安心だ!」


カヨコ「あぁ、そうだな!」


3人、コソコソ話。


ゼウス「クソッ!誰も我の相手にしてくれない!」


亀太郎「可哀想に。ハイチュウあげる」


ゼウス「我への供物か。ありがたく頂いてやろう。いちご味!美味しい!」


カヨコ「おいおい、そんなふざけた作戦で大丈夫なのか?」


カゲユキ「大丈夫でしょう。アイツらは総じて知能が低いと思われます」


ツトム「まぁ、さっきのUFOに引っかかってたしね」


ナオキ「おい、お前ら今何つった!」


ツトム「やばい、ナオキが怒ってきた!」


ナオキ「おい!{総じて}ってどういう意味だ!俺に説明してみろ!」


ツトム「予想以上に馬鹿だった!」


セイヤ「クッソ...鶴岡さんが可愛すぎる余り失神しちまった...女に惚れちまうなんざ『西の大蛇』の名前が廃れるぜ...」


カゲユキ「男ですけどね」


ツトム「いいところで起きてくれた!セイヤ!」


セイヤ「あ?なんだよ?」


ツトム「亀太郎にモテたいんだろ?いい作戦があるんだ!」


セイヤ「いい作戦だぁ?聞かせてみろ!」


ツトム、セイヤに聞かせる。


セイヤ「よっしゃ!乗った!」


ツトム「よし、カゲユキ!準備は任せた!」


カゲユキ「わかりました。それではセイヤさん。こちらに」


セイヤ・カゲユキ、はけ。


ナオキ「おいおい、俺達から逃げられるって思ってるんか?」


ゼウス「カヨコ、ここは我々で2人が返ってくるまでの時間稼ぎをするしかなさそうだな」


カヨコ「だが、どうするんだ?」


ゼウス「簡単だ!我が神から授かった超必殺!次元歪曲(ディストーションディメンション)を人ではなく空間そのものに放つことによって時空を歪ませて数分先の未来に移動する!」


タケシ「何言ってんだ?お前!そんなことできるわけ無いだろ!」


ツトム「ちなみに!!5分移動するにはどれくらい時間がかかるの?」


ゼウス「5分移動するためには5分かかる!」


カヨコ「3分の曲を聴くのにかかる時間は3分!意味が無いじゃないか!」


山崎「おい...うっせぇなぁ...俺が亀太郎の可愛さに倒れてるってぇのによぉ...」


ツトム「大変だ!山崎が起き上がっちゃった!」


山崎「あ?なんか、俺の亀太郎を奪おうとする黄色ジャージ野郎はいなくなったじゃねぇか!まぁいい。俺の亀太郎の愛へとビビって逃げたってことだろう!」


セイヤ「いいや、逃げてねぇ!」


セイヤ・カゲユキ、再登場。セイヤは、黒い布を被っている


セイヤ「見せてやるぜ!ボクチンのモテモテ作戦!」


セイヤ、黒い布を剥ぎ取る。そこには、CDで光を反射させるような衣装。


山崎「うがっ!!目が!」


タケシ「クソ、眩しいじゃねぇか!これはまるでクラシック!」


ナオキ「ラピュタの雷だとぉぉ!」


亀太郎「あらやだ、す・て・き♡」


ツトム「今のうちだ!」


ツトム、ユウヤを回収。


ユウヤ「はぁ...はぁ...助かった...ありがとう!」


ツトム「なんだか、久々に声を聞いたような気がする!」


カゲユキ「まぁ、10人も人がいれば喋るタイミングはわからないでしょう」


タケシ「クソッ!『天空の覇者』を呼び出すための人質が奪われちまった!」


ツトム「4人はユウヤを釣れて先に逃げて!」


カヨコ「おう!後は任せたぜ!」


ユウヤ「え、ツトムはどうするのぉ?」


東西南北・ユウヤ、はけ。


ナオキ「おい、お前一人が残ってるからってどうするってんだ───って、お前は!!」


ツトム、メガネを外す。流れ出す情熱大陸。


タケシ「こ...これは情熱大陸!まさかお前は!」


ツトム「お前ら、俺を待ってたんだろ?本来なら、こんなことはしねぇんだが───俺のダチであるユウヤに手を出したってんなら容赦はしねぇ。準備はできてんだろうな?」


ナオキ「お前は!最強のヤンキー、『天空の覇者』だと?!」


ツトム、『芳醇』の動き。


山崎「クソッ!俺の必殺技までも熟知してやがったとは!クソ、コイツは強い!」


亀太郎「お前ら諦めんな、漢だろ!」


山崎「亀ちゃん!」


亀太郎「私は戦うぜ!オネエヤンキーとして最後までなぁ!」


ナオキ「やめなよ、亀太郎ちゃん!」


亀太郎「うおー!」

ツトム「黙れ」


亀太郎、吹き飛ばされる。


亀太郎「強い...わね。惚れたわ」


山崎「か...亀太郎ゥゥゥ!」


タケシ「強い...強すぎる!」


ナオキ「お前ら撤収だ!逃げるぞぉ!」


春夏冬、亀太郎を背負いながら帰っていく。


ツトム「ふぅ...なんとか助かった。これで一先ず安心だな。さてと、ユウヤ達のところに戻らないと」


ツトム、はけ。

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