19話 どういうことだってばよ…!?
2023/10/08
初投稿、初連載開始しました
拙い話で読みにくいかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします
今月中に20話達成する為の朝夕2話掲載はここまでとなります
※当分の間《日曜日・火曜日・金曜日》の朝6時に掲載していく予定です※
「私、レントンさんとそう変わらない年齢だと思いますよ?つい最近38になったばかりですね」
「……………え゛?」
はい…?
どどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどど、どういうことだってばよ…!?
「ほっほっ、そう言えば急な事で儂らはまだ名乗っていなかったの?」
「そうでしたな?では先に私から名乗りましょう。私はこの家で警備長を努めております、今年111を迎えたダッヂと申しますぞ」
「は、はい…?111歳ですか!?」
「ほっほ!儂はこの家の主でありこの村の領主、そしてティレルの祖父のロータスじゃ、そろそろ数えで160になるかの?」
「ひゃ、160歳!?」
え?なにそれ?
大天使様が38歳?
で、そのお祖父様が160歳で…警備長が111歳で…え?え?え?
は?!
この世界だとヒュームってエルフなのか!?
「ハッハッハ、随分混乱してんなぁ?まだ分かんねぇか?」
「分かんねぇかって、なにがなんだか…」
「単純に考えりゃいいんだよ、この世界のヒュームはお前さんの元の世界の寿命の2倍だって話だ」
「あ………え?そういう事!?」
「そ、そういう話なだけだよ、別に1年が極端に短いって話でもないぞ?」
つ、つまりなんだ?
俺は若返った訳なんかじゃなく、この世界基準の身体になっただけって事なのか?
え…?そんな事あんの?
いや、実際に今起きてるって事なんだよな…?
あ、でもそれってつまり…
「あの、もしかしてなんですが…」
「む?なんじゃね?」
「この世界の住民は、『CAREER』が発現する年齢が無い、という事ですか?」
「うむ、その通りじゃ」
「この世界では皆、持って生まれてきますね」
やはり、そういう話なのか
これなら先程ダッヂさんが話していた、『大変な思いをしている』という話にも辻褄が合う
「つまり、転移してくる流れ人の殆どはスタートダッシュの時点で…」
「そうじゃ、殆どの者が出遅れるんじゃよ」
「なるほど、そしてそこに『相性』が関わってくるんですね?」
「その通りじゃな」
要はあれだよな?
前世からは0歳のタイミングで転移、つまりは転生しなければ、同じスタートは切れないって話だ
その上で『相性』が悪ければ、馴染む時間もなく、現地住民は若い肉体のまま2倍の時間を過ごしている訳で、差は開く一方で縮まる事も無い
うん、敢えて言う必要もなくデスゲームだこれ
ちなみに『相性』についてだけど、浅い考えで『真剣を使う職業』を、それと普通に『魔法使い』なんか選んだら躓くって話じゃないだろうか?
浅い考えとは、『剣道』をやっていたからって『剣士』を選ぶという考え方は多分トラップの1つじゃないか?って話だ
まず『竹刀』は『斬る』訳では無いし、なにより『武器』とは重さが違う
『剣道』はどう上手く『ポイント』に『ヒット』させるかという競技
そうすると『剣士』では『剣道』の『経験』が全てが活かせずに躓く場合は多々出てくると思う
前世から『剣士』になって躓かないとすれば、『居合道』や『抜刀道』か?
などと思ったが、『剣』と『刀』も扱いは違うので、結局難しいかもしれないな?
逆に元の時代で『料理』に携わっていた
同じく『無手の武道』や『格闘技』を習っていた
こちらの場合は技術はそう変わらないだろうし、それに合わせた職業では経験が活かされるんじゃないかと思う
しかし、この考えは自分の首を絞めるものでもある
じゃあなんで俺は『Geomancer』と『相性』が良いんだ?
そんなこと思っていたら、つい口から言葉が漏れてしまった
「確かに動物や子供は嫌いじゃないが…」
「はい…?動物に子供ですか?」
「はぁ?なに言ってんだお前?」
「いや、じゃあなんで俺は『Geomancer』と『相性』が良かったのかな、と?」
「あー…」
「ふふっ、それは『運』が良いからだと思いますよ?」
「『運』が良いから…?」
普通『運』が良いのでは?とか、『運』が良かったのでは?だよな、こういう場合?
『運』が良いから…とは、どう言う意味だろう?
しかもインデックスさんで見た限り、『運』なんてステータス表示は無かったと思うんだが?
「『Geomancer』は『運』が良いって定説があるんだよ、まぁステータスにゃないけどな?」
「そうじゃな、確かそのようなスキルもあったのではないか?」
「『Better fortune』と『Evange…あ、確かにお前さん運が良いわ」
「え…?」
「『Evangel』ってのは、要は『経験値効率が上昇』するスキルなんだよ、それさえ取ればお前さんの場合確かに苦労はしないかもな?」
「経験値効率上昇…」
『Evangel』というのは確か『幸運の音』ってヤツだよな?
それで経験値効率があがるって…あれ?
なんだっけそれ?
なんかひっかかるな?
あぁ!
タイトルの間にある『ひらがな』だけを抜き取って略すRPGのスキルか!
ってか、あれは『風水師』だった気がするんだけどいいのか?
そんな事を脳みそ振り絞って思い出していたら、いつの間にか大天使様に覗き込まれていた
「レイトンさん…?」
「え!?はい?」
「大丈夫です?さっきから百面相してますよ?」
「…え゛?」
「なぁ?悩むよりある程度考え纏まったら口に出した方が今は早えぇぞ?」
ありがたい、とてもありがたい言葉だ
ただ、さっきのは悩んでいたんじゃなく思い出していたんだよなぁ?
とりあえず、誤解は解いておくか
「いや、悩んでいたのではなくて思い出してたんですよ」
「思い出す…?」
「あー…さっきのこの村の名前みたいな話か?」
「えぇ、そうです」
「む?この村の名前とはどう言う意味じゃ?」
「似た名前で似た地域があるらしいぜ、マンチカルとサンツデボのな?」
「ほぉ?それはまた…偶然、では無いという事かの?」
「その辺りは勘弁してくれ、俺にゃあなんとも言えねぇよ」
偶然ではない…か、確かに偶然と必然の境が分かんない事多いよなぁ?
最後までお読みいただきありがとうございました
火曜日の朝6時投稿予定の次話もお読みいただけると幸いです




