17話 誠心誠意って…
2023/10/08
初投稿、初連載開始しました
拙い話で読みにくいかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします
今月中に20話達成する為に、今日と日曜日は朝夕6時に掲載致します
※当分の間《日曜日・火曜日・金曜日》の朝6時に掲載していく予定です※
『龍の紋章』について周囲が議論している最中、俺は一人別の事を考えていた
今回のこの『騒動』だが、俺なりに1つ『懸念』があるのだ
要するに『精魔繁朋』の事なんだけど、皆々様も薄々気がついてるんじゃないだろうか?
俺、2匹の名前の『登録』どころか、『起動』すらしてなかったんだよね?
って事はだよ?
なぁ、インデックスさんや?
キミさ、『ヒロインフラグさん』の件でイジけても拗ねてもいなかったのだろうけど、可也ムクれてただろ?
で、それもあって今回勝手に起動しちゃったんだよね?
確かに俺も冗談は過ぎたかもしれないけどさ、この世界に来て短いけどインデックスさんが一番頼れる相棒だと思ってるんだぜ?
今回はお互い様って事にしてさ、これからは前以上に仲良くやろうぜ?
ピコッ!
|Masterのスキルを勝手に起動してしまい、大変申し訳ございませんでした
|以後、この様な事態を招かないように誠心誠意努めます
|
誠心誠意って…
全く、インデックスさんも可愛いヤツだったんだな?
俺はそんな可愛い仲間に囲まれて幸せもんだよ
さて、そろそろ俺も『龍の紋章』の話に加わらないとな
現在の状況を簡単に説明すると、トコットとヴェルファイアは相変わらず大天使ティエル様に懐きっぱなしである
そして議論の方を要約すると、滞在歴半日程度の流れ人が『Geomancer』レベルが2の状態で起こした事では推測も立たないって感じである
うん、そうだよね?
俺が原因だよね、はい
そんな風に居心地の悪さを感じていた折に、この場に大天使ティエル様の核心が貫いた
「ところで、この子達はなにか変わりました…?」
「む?」
「そう言えば…」
「あ〜…」
大天使ティエル様の核心は、俺も気になっていたので実はこっそりインデックスさん使ってみたんだけど…
有り体に言うと、『名前』が付いていただけだった
いやマジでそれだけ、それだけだったんですよ
あぁ、勿論外見上は『龍の紋章』が付きました、それは間違いないです
見た目は…まず顔の部分が▽、但し正三角ではなく二等辺三角型
その下向き二等辺三角形の外側に、上下を内側に軽く絞ったΣのような形が描かれてます
Σの中央を三角形の底辺を境にするように、そして左右対称になるように付いていますね?
そして角になる部分は『ψ』のような図形が、左右で外向きになるように描かれてました
確かにこれは『竜』ではなくて『龍』の『紋章』だなって俺も思います
ただ、本当にそれだけなんですよね?
『名前』と『紋章』が付いたって事だけ
それ以上は、大天使ティエル様の質問に散々悩んでるこの人が口を開かなければ分からないよなぁ…
なんて思っていたら、漸くアグニさんの口が開きました
「嬢ちゃんよ、『固有』って言ったら分かるか?」
「『固有』…?」
「そう、そもそもヒュームとかエルフの人型種族とは、名付けの『概念』が違うってまず思ってくれ」
「『概念』…」
『固有』そして『概念』か…
あくまで俺個人の考えだけど、アグニさんが伝えたい事って『単なる名義』では無いと言う事じゃないだろうか?
しかしそうだとして『単なる名義』じゃないとすると…
「魂の、名前…?」
「はい…?『魂』?」
「えっとですね…俺は、アグニさんが伝えたい事って『名義』では無いって事だと思うんですよ」
「『名義』では、無い…」
「『名義』か、確かにそりゃあ人型種族特有のモンだな?」
とはアグニさんの弁
という事はそれ程この話ズレてはいなさそうだ
「で、そうするとですね?言葉にすると『単体個別称』とでも言うのかな?」
「単体、個別称…?」
「はい、要するに我々人種の場合『ティレルさん』以外にも、別の『ティレルさん』は存在しますよね?」
「え…?はい、それは他にもいますよね?」
「その『概念』がもう違っていて、だから『単体個別称』、つまりは『個々』の『魂』にまで『紐付ける』のが今回の『名付け』なのかな?と」
「『魂』に、紐付け…」
「あくまで『概念』、ですけどね?」
一応、大天使ティレル様にはそう言っておく
正直、あの光景を見た後だと本当に『魂に紐付け』どころか寧ろ『刻み込まれて』いてもおかしくはないと思うしね?
しかもこの後アグニさんは、こういった発言をしてくるのだから…
「そうだな…『概ね』、正解だと思うぜ?」
『概ね』正解、つまりは『刻み込まれた』方が正解なんだろう
とは言え、表面上は及第点で充分なのである
「『魂』か…しかしアグニよ、それによってどんな効果が現れるんじゃ?」
物事というのは一つ解決すると、スルスル動き出すものだからね?
「『精魔繁朋』の名称通りだよ、名付けたモンと『精魔』の絆が深くなる」
「それで?」
「『Geomancer』に現れんのは『Geomancy』がソイツラの『属性』に片寄りだすってこった』
「ほう、なら『精魔』側にもなにか起きるのか?」
「おう、『精魔』は『Geomancer』を通して自身の『属性』の『Geomancy』が扱えるようになるな?」
「……え゛?」
しまった!
思わず声出ちゃったよ!
これ無かった事に出来ないかなぁ…?
「む?」
「なにか…?」
「あら…?」
「あ…?おい!お前真逆、おチビとなんかやったのか!?」
「あ〜…はい…」
いやだってねぇ?
『アレ』ってそういう事だよねぇ?
最後までお読みいただきありがとうございました
日曜日の朝6時投稿予定の次話もお読みいただけると幸いです




