16話 2匹は急に弾けだした
2023/10/08
初投稿、初連載開始しました
拙い話で読みにくいかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします
今月中に20話達成する為に、今日と日曜日は朝夕6時に掲載致します
※当分の間《日曜日・火曜日・金曜日》の朝6時に掲載していく予定です※
「名前はもう考えているんですね?」
「えぇ、でも一応聞いてみないとなって思ってます」
「ほぉ…?」
「そんな訳でちょっと失礼しますね?」
「え…?はい」
俺はつい先程にはなるのだが、スクワラビットさんに感謝の意を伝えた時同様に胡座をかいた
「スクワラビットさん、サーペントくん、ちょっといいか?」
「きぅ?」
「くふ…?」
2匹は『なぁに?』と言った感じの返事をすると、俺に近寄って来てくれた
「よしよし、ありがとな」
「きぅ〜♪」
「くふ…♪」
良かった、俺が撫でてあげてもちゃんと喜んでくれた
さっきまでは『麗しの君』である『大天使ティレル様』に懐きっぱなしだったからな?
まぁなんと言うか、俺自身も少々不安になっていたのだ
「それでな、キミたちに名前を付けようと思うんだけど、まずはその名前を聞いてくれるかな?」
「きぅ」
「くふ…」
「うん、じゃあまずはスクワラビットさんは『トコット』だ」
「きぅ?」
「それから、サーペントくんの名前は『ヴェルファイア』だ」
「くふ…?」
う〜ん、イマイチ2匹共にピンと来てない感じなのかな?
そもそも、名前ってなんで付けるのかみたいなのを伝えるべきかもしれないな?
「それでさ、これからはキミ達の事を『トコット』『ヴェルファイア』って呼びたいんだけど、嫌か?」
「き…?」
「くふ…?」
なんだろ?
今ひとつ感情が伝わって来ないんだけど、2匹で確認するように見合ったな?
そう思ったのも束の間、2匹は急に弾けだした
「き、ききゅききゅききゅきゅ?!」
「くふ…?くふ…?」
え…?!
急にどうした?
スクワラビットさんは『それ、その響きは私だけの特別ってこと?』かな?
サーペントくんは『ボクも?ボクも?』だな
うん、これなら伝わりそうだ
「あぁそうだ、これはお前達1匹1匹を呼ぶ為の特別な響きって事だぞ?」
「ききゅ!ききゅききゅ!」
「くふ…くふふ…!」
うんうん、最早言葉として紡ぎ出せない程に、嬉しいって感情が爆発してるな?
これなら問題なく名付けても良さそうだ
「それじゃこれからは『コレット』と『ヴェルファイア』って呼ぶからな?」
「きぅ♪」
「くふ…♪」
よし、了承は得られたし後は『精魔繁朋』を起動して登録すれ…ば…?
「きぅ…?」
「くふ…?」
な、なんだ?
2匹共に光を帯び始めた…?
いや、2匹の周辺に光が漂って、それが各々に集まってるのか?
「こ、これは…?」
「くあぁぁぁぁ…!そうかよ、そういう事かよ!」
「アグニさん、これって…?!」
「あー…だからよ?『Tame』系のスキルってな、完了の証としてその主人を表すマークってか、シンボルってかが現れるんだがよ?」
「え、えぇ…」
「それを『龍脈〈lay line〉』使ってやってんぞ!こりゃあよ!」
「「『龍脈〈lay line〉』!?」」
あまりの事に、『麗しの君』とハモっちゃったじゃん!
てか『龍脈〈lay line〉』ってマジでなんだよ?
『風水士〈Geomancer〉』的には関わり深そうなのは分かるけど、そんなモノ俺まだ感じる事さえ出来なかった筈なんだけど?
それなのになんで『龍脈〈lay line〉』を使っちゃってる訳?
それこそ訳分かんないんだけど?!
「きぅ…!?」
「くふ…!?」
「ヤベぇ!『紋章』形成する為に光が強まんぞ!お前ら目を潰れ!?」
「……ッ!」
「くっ…!」
くっ…!両腕でガードもして、まぶたを閉じてるのに眼前が真っ白かよ!
どんだけの光量発してんだよ『龍脈〈lay line〉』ってのは!
こんな中でコレットとヴェルファイアは大丈夫なのか?
ちっくしょー!いい加減にさっさと収まりやがれ!
「………ッーーーーー!やっと収まったか?!くそっ、しぱしぱして涙が止まんねぇ!」
「ふぅ〜…とりあえず、お前さんは大丈夫だな?嬢ちゃんは平気か!?」
「は…はい、流石にちかちかしますけど…」
「まぁそれは仕方ねぇだろ、おチビ達は…うげっ!?」
「ちょ!?アグニさん!うげってなんだよ!うげって!」
「あー…あーいや、ピンピンはしてんだぞ?寧ろ俺達なんかより被害はなさそうだ、被害自体はな?」
「きぅ…?」
「くふ…?」
「あ…」
よ、良かった…声って、聞こえるだっけで安心出来るもんなんだな
ほっと胸を撫で下ろしたところで、外から誰かが駆け込んでくる音が耳に入った
「お嬢様!ご無事ですか!?」
「ティレル!一体なにが起こった!?」
「ぅ…ダッヂ…?お祖父様…?」
「あー……はぁ、悪ぃ!こりゃ俺の監督不行きみてぇなもんだ!」
「アグニ殿の、ですか…?」
「そりゃどう言うことじゃ…?」
そんな訳で、俺達の視力回復を行いながらの事情説明が始まった
実際起きたことを説明してるだけなので、説明の状況は割愛する
然しながら、先にある程度回復した『麗しの君』が『大天使謹製目薬』を持ってきてくれたのは本当に助かったのでここに記しておく
「しかし、『精魔繁朋』でそんな事が…」
「っても事実なんだよなぁ、俺だってなから信じらんねぇけどよ?」
「まぁ確かにそうじゃな。こうしてこの子達の額に『紋章』がある以上はの、しかもその形が…」
「あぁ、困った話で紛れもなく『龍』だなぁ?」
額に『龍』の、『紋章』…かぁ…
これ版権とか、引っ掛らないよな…?
最後までお読みいただきありがとうございました
本日夕方6時投稿予定の次話もお読みいただけると幸いです




