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勇者が死んだ罪と罰  作者: 吉
第2章  勇者の鍛冶屋
66/116

65話 素材の存在

アトロス帝国 領内に全長20mを超える上位魔生物が顕現する

そこに居合わせた帝国騎士、改革軍で応戦

数多の触手や雷の元素魔術を確認



ビュンビュン!

触手が街を襲う



バチチ!


ザシュ!


ボドォン!

切られた触手は帝域に落ち建物を破壊する

「おい!しっかり落ちる所考えろよ!」

エリックが叱る



空を見上げるジェット

「って言ってもよ!どうすんだよこんな巨体」

バチン!

振り下ろされる触手を避ける



「じゃあ考える時間をお姉さんが作ってあげるよ」

シャンザは手を結ぶ



ギュギュギュ

手を握る



「ふぅ〜よっとぉ!」



ヒュー

飛来する触手


バキバキ!

空間に複数の穴が開く



ドポドポドポドポ

触手全てが穴へと入る



バチバチバチバチバチ!!

がぁぁぁぁぁあああああああああああ!

新たな穴から触手が出現しデモニッションに攻撃する



触手とシャンザの空間魔術は帝都上空でせめぎ合う



それをみるジェット、エリック

「はぁ………すごいな」


「いや感心してる場合じゃねぇぞあんた」

「この巨体を倒す策がないとこの国ごと滅びるぞ」


ボーー


「なぁ!聞いてんのか!」


「あぁ聞いてるよ」

「さっきは薄情なリアクションの割に随分と熱心だな怪盗さんはよ」


「そりゃこんな惨事を目の当たりにすれば、何かしたいと思うだろ」

「それに見て見ぬ振りはもうご免なんだよ」


「そうか………」


「イルマあいつの種核を探してくれ」

「それで決着をつけよう」

「攻撃はするなよ」


ビリ

「わかった」

ビリリリイィィィ!

エリックの指示を受けイルマは行動を開始する



ビビ!

デモニッションに雷の残像が浮かび上がる


ジェット

「俺は何すればいい」


「そうだな……」


ボゥ!

そこに豪炎が飛来する

「そこの君たち」

「改革軍の精鋭で間違いないかな?」


ジェットは魔力圧に驚く

「へぇ……あんたが騎士団長様か」


エリックは振り向く

「あぁ間違いない、あんた……落ちてくる触手を燃やしてくれ」

「できるだろ?」


ふっ

にやけるヴィットウェイ

「あぁ……今は君の指示に従った方が良さそうだな」


ジェット

(騎士団長に指図ってこいつ……図太いな)


バチ!

空間に穴が開く


ビュン

吸い込まれる触手


ボボボボボボボオ!

燃え灰燼と帰す触手


見上げるシャンザ

「あぁあ、私の獲物を横取りするなんて」

「偉くなったねぇ、ヴィットウェイ?」


ボゥ

空中に浮くヴィットウェイ

はっはっは

「嫌味を言わないでくださいよ団長」


「団長はお前だろう」

ぎゅ


バリィィィ!

ヴィットウェイの前に無数の穴が出現する

「さぁうちな!」


「やはりあなたには騎士団に残ってもらいたかった」

剣を穴に向ける

ボボボボボボボボボオ!

ヴィットウェイの全身から炎が湧き出る

ビュビュビュビュ!

デモニッションは魔力を感知しヴィットウェイに全ての触手を向ける



全身の炎は剣先に集約する


ーー竜戦気槍りゅうせんきそうーー


グゥイ

剣の先に炎の塊


ビュン!

塊が一本の槍のように穴に向かい発射される



バチィィィィィィィ!

穴は竜戦気槍を飲み込む


グググ

両手を握るシャンザ

「ったく……容赦を知らない若者は世話が焼ける」


グイ

両手を捻じる


ーー並行現象パラドックスーー


ギュルン

竜戦気槍は飲み込まれる


ビュビュビュビュビュ!!

無数の穴から竜戦気槍が飛び出る



ボボボボボボ!

触手全てに燃え広がる


がぁぁぁぁああああ!

デモニッションがうねり悲鳴をあげる


「なぁ怪盗」


剣を下ろし見上げるジェット

「なんだよ」


「合図を出したら攻撃してくれ」

「それまでシャンザさんの近くで待機だ」


ふぅ

「本当に人使いが荒いなお前はよ!」

そう言いながら走るジェット



ビビ!

エリックの隣に現れるイルマ

「多分だけど種核は首元……下顎から2m暗い下にある」

「近づけば魔力感知で……多分エリックでも気付ける」


エリックはヴィットウェイと対峙するデモニッションを観察する

「はぁ………わかった」

「じゃあイルマ、3人に合図後に一時的に回復力をゼロにするから総攻撃と伝言頼む」

「あぁあと、シャンザさんにこっちに来てもらうようにともな」


「了解した」

ビリ!




「私は何すればいいの」


後ろからの声に振り向くエリック

「……」

カチャ

ポケットから時計を取り出し見る

「およそ5時間ぶりだなリリア」


「呑気なこと言ってないで」

ビシ

リリアはデモニッションを指差す

「あの巨体を止めないと……でしょ?」

「それにあんたの最悪の未来は……回避できたの?」


あぁ

「まぁ……なんともだな」

「じゃあお前は………」

「8番通りに行って爆音が聞こえたら全力で鳴る方へ向かってくれ」

「それまで待機」


うっ………

納得がいかないリリア

「…………わかった」


走り出すリリア


上空ではヴィットウェイがデモニッションの雷と触手を被害ゼロで抑えている


エリック

「これが勇者秩序ブレイブ・オーダーか……」

「恐ろしいねぇ」


「ちびったか?エリック」

シャンザが歩いている


ははは

笑うエリック

「えぇ……ちびりもしますよ」

「あんな迫力」


「さっきイルマちゃんから伝令もらったけど」

「合図ってどんななんだ?」

「少しでも作戦の認識違いがあると命取りになるって教わんなかったかい?」


「大丈夫ですよ」

「誰でも一目でわかる合図ですから」


「へぇ……ならいいさ」


「なので…僕を上位魔生物の首元に移動させてください」


バシ!

両手を構えるシャンザ

「あいよ!了解」

「で……エリック」

「お前が言ってた懸念点は思い過ごしで終わってくれたか?」


ふぅ……

「どうなんでしょう」

「奴らが姿を現す時なんて予測するだけ無駄ですから」


シャンザ

「奴ら……か」


「はい…今は目の前に集中しましょう」


バチバチ!


ボォォォォン!

雷と炎が空をかける


「やるな!少年!」

ヴィットウェイは笑う


「……あんたもね」

バキィ!

雷を纏う左蹴り


ボトォ



ビリビリビリビリ!

落ちる触手を粉微塵にする



ビュルン!

ちぎられた触手は再生する



「お願いします」


バキ!

黒い空間にエリックは走り出す

「頼むよ!エリック!」

はい!




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