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[二章]口裂け女の都市伝説【後編】

後編です。

寝れませんでした‥‥‥‥


教室の机の上に花が生けてあるというシチュエーションは、現実で起きることはそうそうない。

それはそこに座っていた生徒がこの世を去ったことを示すものだからだ。

そんなものは漫画やドラマの中の世界だけだと思っていた。

けれど、その意味に該当するが自分の物体が自分のクラスの、しかも友人の机の上にある。


心無い冗談や質の悪い手違いじゃないかと思い、必死で笑顔を作りながら言う。


『なにこれ、悪戯とかじゃ‥‥‥』


「朝、先生が用意してたよ。‥‥‥‥‥皐月は休みらしいよ。」


クラスメイトが、私の仮定を否定する。


朝のホームルームで、先生の真っ黒な葬式みたいな服装を見て、普段の格好とのギャップと現実離れした気分で思わず笑いそうになってしまった。

昨夜谷古が遺体で見つかったとのこと。それを目撃した皐月が精神的に不安定になってしまい、休んでいること。最近本当に物騒だから、外を出歩くときは十分に注意するようにとのこと。今度テストがあるから、注意して取り組むこと。等の連絡事項を話す先生を、まるで他人事のようにぼんやりと見つめる。


それからかなりぼんやりしていたらしい。

気づいたら授業が終わっていて、みんなが帰り支度をしていた。

そんな中、先生に急に声をかけられる。


「瑞希、悪いんだが、皐月にこのプリント渡しに行ってくれないか。ついでに少し様子を見てきてやってくれ。」


そう言って、今日配られたプリントの束を渡される。


『はい‥‥‥』


「悪いな。お前も暗くならないうちに帰るようにな。」


皐月は、谷古の最期を見たのだろうか。

そんな後ろめたい好奇心が重い気分を引きずって、なんとか早めに皐月の家に到着することができた。


チャイムを鳴らすと、皐月のお母さんが出てきた。


「あら、瑞希ちゃん?悪いわね、あの子、昨日帰ってきてからずっと部屋に閉じこもりっぱなしで‥‥‥」


そう言って、皐月のお母さんは私を部屋にあげてくれた。


皐月の部屋の前で、少しだけ深呼吸する。


『皐月、入るよ』


こんこん、と扉をノックして部屋に入る。

皐月は自分のベッドの上で縮こまって布団を被っていた。


『皐月、』


近づこうとして異様な雰囲気に一瞬気圧される。

いつもの皐月と違う。


なんと表現するのが正しいのだろうか。

近寄ってみると、皐月はうつろな表情で何事かをブツブツと呟いている。

何を言っているのかは聞き取れないが、皐月の精神状態が非常に危ないことは分かる。

最初にかけた声に気付いていなさそうなので、そっと皐月の肩に手をかける。


『皐月、皐月!分かる?瑞希だよ!!』


大きめの声でそう呼び掛けると、皐月のうつろな瞳が微かに私を捉えた気がした。

そのタイミングを見計らって、もう一度声をかける。


『皐月!大丈夫?!分かる?私、瑞希!』


「み、ずき‥‥‥‥‥、?」


反応があった。


今だと思い、皐月に今度は優しく声をかけ、確認してみる。


『うん、私。‥‥‥皐月、どうしたの?‥‥‥‥昨日何があったの?』


「き、のう‥‥‥‥」


何とか会話はできるようだ。

うつろなまま記憶を探るように皐月は瞳を閉じて、数秒後


「ぁぁああああああああああ!!!!!」


急に叫び始めた。

私は驚き、咄嗟に皐月の身体を支える。


『皐月!皐月?!』


「みずき、きのう、きのうっ」


赤く腫れた目からさらに涙を零しながら皐月が言う。

私は必死に皐月と目を合わせて、ゆっくりと問う。


『皐月、どうしたの?‥‥‥大丈夫?』


皐月はしばらくぐずっていたが、少し落ち着いたのか、泣き腫らした目をこちらに向けて


「昨日、瑞希の言うこと聞いとけばよかったんだ‥‥‥」


と、ぽつぽつと語り始めた。






——————————


~side 皐月~


20時頃、私と谷古は都市伝説を調べるために、街の駅前で集合した。


「ねぇ皐月、当てとかあるの?」


谷古の言葉に私は自慢げに答える。


『ふふん、そこは抜かりないよ!』


谷古が怪しげなものを見るような視線を向けてくる。


『被害者がどこで見つかったのか、調べたら分かったから、そこに行けば何か見つかるはず!』


私は谷古の手を掴んだ。

都市伝説について調べると意気込んだはいいが、何も前情報がなければただただ夜遊びして終わりましたになってしまうのだ。

それじゃあさすがにもったいない気がして、瑞希との会話の後、私はあのサイトから被害者のいた場所を割り出すことに成功したのだった。


ただ、少し奇妙な点があって、あの記事には“普段と似て非なる街並みにそれがいた”と書かれていたのだ。

なんだろう、普段と似て非なる街並みって。

そこが分からなかったのが難点だったけど、とりあえず被害のあった場所に行ってみれば何かわかる‥‥‥‥‥はず。


そう意気込んで、私は谷古の手を引き、事件のあった現場へと向かう。


事件現場には、案の定というか立ち入り禁止の黄色いテープが張られており、実際に遺体があった場所まではいけそうにはなかった。


「ここが皐月の調べた場所?」


谷古がそう聞いてくる。

私が頷くと、谷古は辺りを見回して、一つの建物を指さす。


「あそこの上から、何か見えないかな。」


示されたのは一つの古びた空きが目立つビルで、三階建ての高さ的にも丁度上から事件現場を見ることができそうな位置にあった。


『ナイス谷古!行ってみよ!』


私たちは、そのまま何かに導かれるようにそのビルの空きっぱなしの非常口の扉を開けた。

しばらく前から、仕事帰りの人で賑わうはずの街並みから人の気配がしないことに気が付かないまま。


ただ私たちは好奇心だけで緑の光だけが灯るビルの階段をのぼる。


『なんか、小学生に戻ったみたい。』


私がそういうと、谷古はクスリと笑って


「確かに。ここに瑞希がいたら三人組集合だったね。」


と言った。

確かに私達三人は小学生のころからずっと一緒で、クラスもほとんど離れたことがなかった。

今日は瑞希の機嫌が悪かったのか、もともと一番の臆病さんだからかついてこなかったけれど、今度はここを三人で探検ごっこなんかしてみても面白いかもしれない。


そんなことを話し合いながら建物の屋上への扉につくと、扉には南京錠が歪んでぶら下がっていた。


「これ、開くかなぁ」


谷古が言う。

そっと、壊さないように触れて確認してみると、誰かが乱暴に扱って壊してしまったのか、南京錠はもう扉を閉じる役目を果たしていなかった。


『開くみたい。どうする?』


答えは分かっていたが、一応確認してみる。


「いっちゃおう」


谷古が言う。

ここに瑞希がいたら、きっと怖がって扉を開けたがらないだろうな。

人気のない屋上を三人で独占したら秘密基地みたいで楽しいかな。

そんな気楽な事を考えながら、ドアノブに手をかける。

そして扉を開こうとした瞬間


「皐月」


小声で谷古が言う。


「なんか、変な音しない?」


『空耳じゃない?私は聞こえないけど』


そう言いつつ、念のため耳を澄ましてみるが、やっぱり聞こえない。


『あけちゃうよ?』


ここまで来たら引き下がれないし、と谷古の返事を待たずに扉を開ける。



開いた扉から風が吹き込んでくる。

その風は錆びた鉄のような臭いとゴミ箱みたいな臭いを一緒に運んでくる。

そして、


そこにあったのは積み上げられたナニカの山。


人の、死体の山


「ひっ‥‥‥‥‥っ!!!!」


背後から悲鳴を飲み込む声が聞こえる。

私だって谷古が悲鳴をあげなかったら叫びたいくらいだった。


積み上げられた死体のどれもが凄惨な状態にあった。


ある死体は身体を半分に引き裂かれており


ある死体は四肢をもぎ取られており


ある死体は粘土のようにほかの死体とともに丸められていたり。


なにかの本で見た地獄のありさまの絵のようで。


そして、乱暴な子供の人形遊びのあとのようで。


「やぁ‥‥‥‥‥っ」


喉元までせりあがってくる酸っぱい液体を必死に飲み込む。

谷古の方はへたり込んで、足元には水溜まりができていた。


『やこ、これ』


「もういやぁっ」


谷古は縮こまって丸くなってしまった。

私は焦る。

これがもし、その都市伝説の口裂け女のしわざなら、


「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」


誰か男の人らしい悲鳴が聞こえた。そして、そのあとに聞こえたのは叩きつけるような鈍い音と風船を割っても鳴らないような破裂音。

何が起きているのかは分からないが、とにかくここから逃げたいという思いでいっぱいになる。


急いでこの場を離れようと谷古の手を引き無理やり立ち上がらせる。

谷古は幼子がいやいやするように振り切ろうとしてきたが、親友を一人にするわけにはいかない。足の進まない谷古を引きずるようにして駆け出そうとする。


ナニカの息遣いが聞こえることに気が付く。


さっき開けた扉の外を見る。


そこから、大きく開いた口が見えた。


『っやあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!』


思わず悲鳴を上げる。

そして、谷古を引きずったまま駆けだす。


火事場のなんとやらというのか、重さは感じなかった。

そのままビルから出て気づく


いつもいるはずの街を行く人々がいない。


(いつから、っ)


気づけなかった。いつもと似て非なる街。その意味が今分かった。

振り返ると、さっきまでいた屋上と同じくらいの高さにあるピンク色の目がこちらを見ていた。


(まずいまずいまずいまずいっ)


“それ”は、ビルと同じくらいの背丈があった。それの形は、人型とも呼べなくないものだった。だが、全身が黒い毛皮に覆われ、両肘の先にはもう一本腕が生え、四本腕になっていた。縦に開いた口は自らの頭を裂いたかのようであり、女なのかなんてわからなかったけれど、それは確かに口裂けの化け物に違いないものだった。


そいつは私達を嘲笑するような耳障りな声を出す。

逃げないと。本能がそう告げる。


あんな大きな化け物の歩幅なら、すぐに追いつかれる。

ただ私たちは必死で逃げ惑うしかなかった。


途中、何とか見つけた細い路地裏に入り込んだところで谷古が少し落ち着いたようだった。


「さつきちゃ、わたし」


『ごめん、ごめん谷古、私が悪い、ごめんねっ』


化け物はこの路地まで追ってきている様子は無い。パニックになっていたのが落ち着いてきたのか、今度は恐怖と安心感がこみあげてくる。瞳から涙が止まることなくあふれ出す。

二人で泣きじゃくりながら、必死に身を縮こませてあの化け物に見つかりませんようにと祈る。

きっと、先程の悲鳴の主はあの死体たちと同じ末路をたどっているのだろう。


怖かった。


屋上に積み上げられた死体の山を思い出す。

ああなりたくなかった。


怖くて目を閉じ、二人で泣きじゃくっていると、小さな足音が近づいてきた。


「どっち」


見上げると、小さな女の子が私達を無表情に見下ろしていた。

透き通るような空色の髪と瞳。華奢な身体。小学生低学年くらいだろうか。

よく見ると可愛らしい顔立ちだが、感情を感じさせないほどの無表情だった。

その幼い外見の少女は、どこか神秘的な雰囲気を感じた。


「どっち行ったって、聞いてる」


少女が口を開く。鈴の音が鳴るようなきれいな声だと思いつつ、言葉の意味を理解しかねて問う。


『どっちって、えっと、何が‥‥‥‥』


少女の表情は変わらなかったけど、少し不機嫌になったような気がした。


「『   』。」


聞こえなかった。

というより、聞き取れなかった。


「外国語‥‥‥‥?」


谷古がぽかんとした顔で言う。

ただし、少女は納得がいかないようだった。


「内亜、こう言うことは先に言っといてほしい‥‥‥‥‥‥」


ぽつりとそう呟いてから、少女は続けた。


「さっきの化け物、退治するからどっちにいたか教えて」


『退治、?』


こんな小さな女の子が、あんな大きな化け物と。

想像がつかなさ過ぎて頭が追い付かなくなる。

しかし、少女のただならぬ存在感から、その言葉がきっと本気なのだろうとも思った。


「あっち、でも危険じゃ‥‥‥」


谷古が不安そうな表情で逃げてきた方角を示す。

そりゃそうだ。

普通に考えたらあんな巨大な化け物のところにこんな小さい女の子を行かせるなんてどうかしている。

この子も一緒に逃げたほうがいいんじゃないか。


「それを決めるのはキミじゃない」


少女が今度は隠さず不機嫌な声音で言う。


「とにかく、私はあれをどうにかする。その間キミたちは隠れていればいい。」


そう言って、少女は谷古が示した方へと歩き出す。


『ま、待って!』


私は慌てて声をかける。

少女が立ち止まり、振り返る。


『お願い、連れて行って』


自分でも何を言っているんだと思う。屋上の光景も、逃げ回った恐怖も忘れたわけではない。

けれど、なぜか見逃したくないと思っていた。

そして、この少女が何者なのかも知りたかった。

だから———


「邪魔」


一蹴された。

そりゃ、一瞬前まで泣きわめいていた私達を連れていく必要なんかこの少女にはないわけで、もしもこの子が本当にあれを何とか出来るなら、私たちはただ邪魔なのは本当なんだろう。

けれど、


「なら、勝手についていくよ。邪魔にならないようにするから。」


谷古が言う。

私が言おうとした言葉だ。


「‥‥‥‥‥勝手にして」


少女はそう言って再び歩き出した。

私たちは、手を繋ぎなおしてお互い頷きあった。


「でも。」


少女は唐突に立ち止まって、こちらを見ずに言った。


「戻ってこれなくなるよ。」


『それって、どういう』


聞こうとしたが、彼女は駆け出してしまった。

こうなったらもうついていくしかない。


不自然なほどに足の速い少女を見失ってしまったが、さっきまで自分たちがいた辺りだろうと考えて追いかける。


一体どうやって戦うんだろうか。不安と好奇心が入り混じったまま路地を抜けるとさっきの化け物と、それに対峙する少女を見つけた。

化け物の周りにキラキラとした光の欠片がいくつも浮かびだす。少女は、周りに浮いている光の欠片と同じような物を手に持って巨大な化け物の周りを跳び回る。

光の欠片が化け物にぶつかる度、斬りつけたような音と光が瞬く。

化け物は小さな敵対者を捕まえようとするけれど、翼があるかのように素早く跳び回る少女を捕まえられずにいる。


そんなおとぎ話の妖精のような少女のキラキラした戦いに目を奪われていた。

そんなキラキラした風景を、急に黒い毛むくじゃらの手が覆い隠すように迫ってくる。

私を掴もうとして手を伸ばしてきていることに気が付いた。

焦ったような表情の少女がこちらに跳んでくるのが見えた。

少女の無表情ではない顔を見るのは初めてだなとなぜかそんな事を思った。


(間に合わないだろうな、)


死ぬんだなと直感した。


さっきまであったはずの恐怖は、諦めに上書きされていた。


予想していなかった方向から軽い衝撃を受ける。


隣から突き飛ばされたことがなんとなく分かった。


私はその方向を見た。


谷古が、さっきまで私のいた場所にいた。


大きな腕が振り抜かれた。


親友の顔が見えなくなる刹那、谷古がこちらに笑いかけたような気がした。



わたしは、みていることしかできなかった。


ぐしゃり、つぶれるようなおとがした。


ぼたり、したたるようなおとがした。


わたしは、—————



——————————


~side 瑞希~


「あああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!!!」


皐月が叫ぶ。

きっとその場面を思い出してしまったのだろう。

半狂乱、いや、狂気的な叫び声をあげながら彼女はふたたび胎児のように丸くなってしまった。


そして、叫び終わると私が部屋に来た時のようにブツブツと何かを呟き続けた。


ただ、さっきとは違うものが一つ。


皐月が呟いている言葉、よく聞いてみたらすぐに分かった。


「ごめんなさい」


ずっと、ずっとずっと繰り返し続ける。

私にはただ、閉め切ったほの暗い部屋の中で皐月を抱きしめている事しかできなかった。


皐月の話を聞いた中で、自分の中に奇妙な既視感のような違和感があることに気付く。


(なんだか、その少女と似た雰囲気の人に、最近出会った気がする‥‥‥)


でもいくら記憶を掘り返しても、そんな人も出来事も覚えてなかった。


そうやってずっと皐月の背中をさすっていると、皐月のお母さんが部屋に入ってきた。


どうやら帰りの時間が遅くなることを心配して声をかけに来てくれたらしい。

私は皐月のお母さんの勧め通り、家に帰ることにした。


皐月を置いておくのは心配だったが、私にも帰らないといけない家がある。


皐月のお母さんと簡単に挨拶をして、家を出る。

いつもの街のいつもの喧騒のはずが、今日はいつもよりうるさく感じた。


皐月の家から帰る道中、目の前に小さな女の子が現れた。

まるで私を待っていたかのようだった。


その姿は、皐月が途切れ途切れに話してくれた姿そのままで、この子がその“少女”だということが分かった。


「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」


少女は沈黙している。

なんとなく、私も黙った方が良い気がした。


「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ぃ」


『え?』


少女が何かを呟いた。

聞こえなくて、思わず聞き返すと、少女はもう一度だけ口を開いて


「‥‥‥‥‥‥‥ごめんなさい」


そう言った気がした。


きっと、待っていてくれたのだろう。私の事を。

そんな気がした。


『あれは、皐月たち自身の責任だから。』


私は言った。少しだけ、涙声になってしまったのは仕方ないと思う。


『ありがとう、助けようとしてくれて。』


そう、私が言うと、少女は小さくうなずいた。


瞬きをする間にいつの間にか人ごみに紛れてしまったのか見えなくなってしまって、なんだか妖精さんみたいだなと思った。

幼い少女の綺麗な出で立ちとそれに見合わないような血に塗れた包帯でぐるぐる巻きになった小さな手。

きっと彼女は、あの後も戦い続けてくれたのだろう。


これは、確信にも似た予感なんだけれど。


もう、“口裂け女”はこの街に出ないんじゃないか


そう、思った。





どこかすっきりしない終わり方かもしれませんが、二話目はこれにて終了です。

でも一話目よりは救いがあったんじゃないかなと。


すっきりしないであろう理由のうちの、一話目と違う彼女の価値観。そして離れて活動していた相棒。そんな内情やらを解決編で次回投稿しようと思います。


ちなみに三話目は長編になる予定、もうこれ3章って言っていいんじゃないかという量になりそうです。

新キャラが登場予定、頑張っていきますので応援よろしくお願いします。

ここまで読んでくれた皆様に感謝を。次回もよろしくお願いします。

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