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幸せを願う者

これは、とある存在のお話。


あの子は元気だろうか


あの子は幸せだろうか


あの子達は出会えただろうか


■■■■■■■■に介入した甲斐があっただろうか


最近は自分の中にもう一つの声が聞こえる気がする。


とうとう私もおかしくなってしまったのだろうか。


けれど、あの子たちの為ならば


あの子たちが幸せでいられるのであれば


きっと世界も私も救われる


私の努力も報われる。


けれど、もうきっと時間がない。


あぁ、誰かあの子たちの傍にいてあげて


あの子たちを一人にしないで上げて


私の可愛い可愛い妹達


何故だか遊んだ記憶が一部欠けてしまっている。


これが、介入した代償なのだろうか


落した時の暖かさはまだ覚えている。


背中を押した時のその背中の小ささを覚えている


けれど私の妹達はそんなに弱くない。


華奢で可愛かった。


けれど、脆くなんてない。


私の願いをかなえてくれるかな


私の事を救いに来てしまうかな


でも大丈夫だよ、


大丈夫、私の可愛い妹達


貴女達が幸せならそれでいいから


それだけで私は満たされるから。


もう会うこともないだろう妹達


貴方達の話を聞きたかった


予想しかできないのは残念だけれど


きっと幸せに生きているはず。


大丈夫だよ、私の可愛い妹達


貴女達はなんだってできるから


貴女達が私の


私と、人類の希望の花


幸せに、成長しますように。


私は■なんかじゃなく貴女達に祈るよ。


健やかでありますように。


笑顔でありますように。


困難があっても、乗り越えて。


自らの糧にして生きて。


私の可愛い妹達


また、逢えたらいいな。



きっと幸せだよと、そう信じて彼女は眠る。

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