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[三部七章]日常④

のだ7

「お食事が終わり次第文人様の方のご事情を窺いたいので、マスターは伽羅繰様のところで待機していてくださいね。」


『え、部屋じゃダメなの?』


「マスター、盗聴なさるおつもりでしょう。」


そう言われてしまい、流れで初対面の機賀伽羅繰の元へとたどり着く。

部屋の中はオイルの臭いでいっぱいだった。


『初めまして、ノワールのマスター、天音葵だよ』


「おー。‥‥‥汚いけど、適当に座って。」


そう言われて比較的綺麗な椅子に座る。椅子からは微かに紅茶の臭いがして、おそらくこれがノワールの普段座る椅子なんだろうと思った。


『わぁ‥‥‥‥』


辺りを見渡して感嘆の声を上げる。ノワールからは努力の天才だという風に聞いていたけれど、本当にその言葉にふさわしくありとあらゆる絡繰り仕掛けの機械が散乱している。

‥‥‥‥のだがその割には割ときれいなような気もする。


『油汚れ綺麗にしようか?‥‥‥‥‥あ、でも職人さんってある程度汚れてるように見えて綺麗にしてるんだっけ。なら手は出さない方がいいかな。』


「うん。あまり汚すとノワールに綺麗に掃除されるから気を付けてんの。んで、あんたは?」


『さっきも言ったけどこれは聞いてなかった感じかな。ノワールのマスター、天音葵だよ。初めまして、機賀伽羅繰くん』










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