[三部四章]アカイム街の裏の顔⑤
皆さんは縫ったところにキズパワーパットはっちゃダメですよ。痛い目見るので‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
まぁ普段は心強いですが
『うん。廻月 宮叉。知ってたりする?』
「知ってるも何も、同姓同名の男の人なら文人の屋敷にいるよ?」
『え?』
「え?いや、まさか探し人じゃないとは思うけどね?まあ?私が結界を張っているわけだから君のサーチに引っ掛からなくてもおかしくないかなとかそういえば十数年前の事件の頃から彼いるなとかそんなこと思ったけどいやいやまさか。」
私は問答無用で幽鬼に殴りかかる。
『何で教えてくれなかったのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!』
「え?ちょ、これ殴ってる?痛くないんだけど」
そう言われて自分の失態に気が付く。
つい俯いた私を見て幽鬼は何かを察したかのように問うてくる。
「葵ちゃん。君、もしかしなくてもその身体、脆いね?」
『う』
「もしかして魔術使えなかったら誰にも勝てないんじゃないの?」
そう問われてつい考えてから答える。
『いや、武術は学んでるからそんなことは無いよ。』
「急に真面目になったねぇ。でも君、なんだか————」
『幽鬼、私が廻月宮叉どれだけ探してたか知らないでしょ!めちゃくちゃ探したんだからね!?有能な人材だったし数少ない人材だったんだからね!!』
言いかけた言葉を遮って私はまくし立てる。
幽鬼はその剣幕に圧されたかのようにたじろいでから弁解を始めた。
「いやいや、そもそも私と君が出会ったのは最近だし‥‥‥‥‥‥何も聞かれてなかったし。」
確かにそうだ。けれど、ふとそこで一つ気になった。
『幽鬼今何さ————』
「あっはっはっはっはごめんごめんちゃんとこちらの人材を伝えてなかったのは悪かったよあっはっは」
‥‥‥‥‥‥誤魔化したいことがあるのは同じか‥‥‥‥‥‥
やっぱり打ちづらいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい