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18歳のあなたへ

作者: めい

胸がキュンとなる青春の一ページをお楽しみ下さい

あなたと出会ったのは、高校一年の春


テニスのサークルに友人と見学に行ったのがきっかけでした。


あなたは2つ上の先輩で、その人懐っこい笑顔にいつも周りには人が集まっている人気者でしたね。


一方私は地味で人見知りで、その時の私にはあなたがとても眩しくて、挨拶するのが精一杯でした。


でもあなたはいつも笑顔で返してくれて、その笑顔に私は癒されていました。


そんなあなたを見ているだけで幸せでした。


気付けば私はいつもあなたのことを目で追うようになり、好きになっていました。


あなたに会いたくて、私は友人とテニスサークルに入部しました。


少しずつ距離が近付いていることが嬉しくて、最初は見てるだけで幸せでしたが、気持ちが抑えられなくなり私は先輩に勇気を振り絞って気持ちを告白しました。


もちろん返事はNOでした。


わかっていたはずなのに、悲しくて悲しくて涙が止まりませんでした。


先輩に会うのが辛くて、テニスサークルも辞めました。


先輩が私の友人に告白したと知ったのは、それから一週間ほどしてからでした。


2人が手を繋いで帰っていく姿を見て、胸が張り裂けそうになりました。


生まれて初めて知った失恋の苦しさ、大事な友人と好きな人を一気に失ったことの辛さ。


恋愛ってこんなに苦しいものなんだって、初めて知った16歳の夏でした。


それから、先輩は卒業していきました。


甘酸っぱい初恋の味を教えてくれたあの頃のあなたに、感謝の手紙を送ります。


あれから10年が経ち、大好きだった先輩は今私の隣にいます。


卒業後何年か経ったある日再会し、変わらない優しさに惹かれ、私からプロポーズし結婚することになりました。


あの頃と変わらない笑顔でいてくれるあの人に、今度は私が幸せにしたいです。



いかがでしたか?


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