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探索後の確認

第八三話です。

楽しんでいってください。

 迷宮のまだ探索していない範囲を探索するのはワクワクするものだ。それともドキドキか?その両方かもしれない。とにかく、未知を調べに行くのは本当に楽しいことだ。まぁ、それは何も考えずにやっているゲームだけの話なのだが……。


 今現在探索しているのは、迷宮の探索していない部分だ。各部屋に魔物が一体ずつ出現するが、金色のミノタウロス以上に存在感のある魔物は未だ出現していない。


 やはり、あのミノタウロスが出た部屋が特別だっただけなのか?もう、これ以上探索していても何も起きないのでは?そんな考えが頭の中に浮上してくる。


 だが、探索すると決めた以上、探索が終了するまで終わろうとは思わない。自分で決めた事なのだ。やり遂げようと思うのは自然なのではないだろうか?そして自分は、生きて帰るには妥協をしたらいけないような気がするのだ。「生きて帰る」とは、何回も死んでいることからしたら妙な話だが、あくまであれは『自殺』だ。魔物には殺されたことがないのだ。もし、魔物に殺されたらそこで終わりかもしれない。そんなことを考えてしまうのだ。


「まぁ、殺されるより前に『転移』で逃げてやるがな。」


 そうだ、自分には『転移』があり、近いうちに回復系の魔法を創ることに決めている。それ以前に、相手が自分にかなう相手ではないと感じたらすぐに『転移』で逃げるつもりなのだ。そうそう簡単に死んでたまるものか。


 死ぬならば安心して眠れる場所で死にたいというのが人の(さが)であろう。


 

 いろいろなことを考えながら探索と、魔物を倒す。というほぼ流れ作業に近い探索を終えてみると、わかってはいたが本当に何もなかった。何かはあるだろうと少し期待してはいたのだが……。一応とっておいた地図を見返してみても何も……なに…も?


「???これは?なんか怪しい空間が点在してるな?」


 地図を見返してみると、他のところは普通の空間なのだが、なぜか妙に鼻につく場所が点々としていた。数を数えてみるとその数、五個。以外に多い。


 これは絶対何かあるだろう。いったん『転移』で拠点へと戻って休んでから、装備を一応整えて探索してみることにしよう。


 すぐに『転移』で戻った俺は魚の丸焼きで腹ごしらえして、速攻毛布にくるまって、なることにした。次に起きたら、回復魔法を創ることに決め、睡眠をとる。何事も万全を尽くすのは良い事だ。だから、決意を呟きながら眠りに落ちる。


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