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仲間探し

第七七です。

楽しんでいってください。

 『滝を見つけて地球に帰る。』という決意を抱いた央樹は、すぐにそのような決意を抱いている仲間を募ることにした。方法は、滝のことを心配してそうなクラスメイトを選んで一人ひとり声をかけていくつもりだ。それで何人集まるかはわからないけれど最低でも三人くらいは仲間に引き入れたいと思っていた。


 まぁまずは宿に荷物を置いてから行動を起こすことにするか。ダンジョンに潜る俺のグループの奴らにも声をかけていこう。断られてもほかのグループの奴にも声をかければいいだけだし……。まぁ確実に同行してくれそうなやつは一人いるからそこまで心配しなくていいだろうけど。頑張って探すことにするか。



 それから荷物を置いた俺はすぐに仲間となってくれそうなクラスメイトを探そうと思っていたんだが、団長の招集がかかってしまったのですぐに集合場所へと向かった。そこにはもうすでにたくさんのクラスメイトが整列していて、残すところあと数人って感じでちょっとだけ焦ってしまった。


「……………よし。みんな集まったな。……みんなすでに荷物は運び終えたと思うが、終わってないものはすぐに終わらせるように。今この時間から、半刻たったらダンジョンへと向かうことになっているから、急いで準備を終わらせておけ。ダンジョンへの同行者は、先日の《サニフト平原》のように騎士団の者を一グループに数人つけさせるからそのつもりで。……では、解散!」


 団長は、みんなが集まったら伝えること伝えてさっさと宿の中へ引っ込んでしまった。というか、あと三〇分したらダンジョン行くって……心の準備とかさせてもらえないんですかねぇ。そんなことはさておき、ダンジョン行くまでに仲間を募るのはちょっと難しそうだ。三〇分しか時間がないから一人くらいが限界だろうか。その一人は確実に入ってくれそうだから気が楽ではあるんだが、断られるんじゃないかと心配ではある。


 まぁそんなことを考えていて遅れましたじゃ格好がつかないので、ちゃっちゃと準備を終わらせますか。



 すぐに準備を終わらせた俺は、早速仲間になってくれそうなやつのもとへ急ぐ。幸い広い王城ではなく、こう言っては宿の主人に申し訳ないが狭い宿で探し人はすぐに見つけることができた。その人物とは、


「お?央樹じゃねぇか。まだ時間はあったと思うが……なんかあったのか?」


その人物とは、永井 伸であった。俺が声をかけてきたことに疑問を持った伸に俺は言った。


「なぁ、俺の仲間にならないか?」


と。


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