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第五〇話です。

楽しんでいってください。

 ばっしゃーん!!


 そんな音を立てて水の中に墜落した。


「が、がぼぼぼぼ……、ぶはっ!…がぼぼぼ。」


 相当強い流れがあるらしく僕は流されていく。手足をばたばたさせながら上がろうとするが力がはいらない。いま自分に怒っている状況が理解できない。が、これだけは分かる。早く水から上がらなければおぼれてしまうっ!ということだけは。


「がぼぼ!…がぼ………が……………。」


 だが、思っただけで行動に移すことが出来ず息が続かない。もう意識を保っているのでもつらい。流れに身を任すことしかできない。


 死にたくない。そう思いながら僕の意識は遠のいていった…………………………。






ザァァァァァァァァ…………………………………


「………………げほっ!げほっ!げほっ!………………ん?……み、ずの、…おと?」


 すぐそばでとてつもない量の水が流れ落ちる音が聞こえる。自分の身体も半分水の中に入っている。そしてなぜか身体が軽く感じた。


「こ、こは?……………うわっ!」


ばしゃっ、そんな音を立てて僕は転がった。右腕が肩から無くなっていることに気付かずにいつものように立とうとしたためである。しかたがないので左腕を使って立つ。そこで異変に気がついた。


「あ、あれ?痛く、無い?血も止まってる。」


 そう。右腕がなくなっていることに気付かなかったのはこのためであった。


「そんで、ここは?」


 見た感じ洞窟内ではあるが、滝があり川が流れているが、その一部がたまって出来た泉のような場所だ。そして妙に明るくて観光地のような雰囲気がある。


「魔物も見た感じいなさそうだな。……………しっかし、きれいな水だな。………飲んでみるか。」


 流されているときにいくらか飲んだはずなので害はないはずだが、先ほどからの身体が軽くなっているという感覚が何によるものなのか知りたい。


「んくっ、んくっ、ぷはっ。うまい。………それと、なんか身体の中が浄化されている気がする。」


 たぶんそうだろうとは思っていたが、身体の軽さはこれのせいだったようである。身体の傷を塞いでくれたのもこれのおかげだろう。


 「ありがたい。」


 今はそう思うだけだ。


いつもの息を吸うかのような自然さで投稿遅れてしまい申し訳ありません。

ですが今回で五〇話達成ですよ。みなさん。


「でっ」ていう話ですが、これまで読んで頂きありがとうございます。これからも執筆&投稿を頑張っていきますのでこれからもおつきあいよろしくお願い致します。


よろしければブクマなどして頂けると作者のやる気が出ますのでお願いします。

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