疲れた......
第四一話です。
楽しんでいってください。
「はぁ、つかれた~。創り終わったしちょっと休憩するか~。」
そう言って僕は部屋においてあるティーセットを使って紅茶を入れた。
「……ふぅ。この紅茶うまいな。何を使ってるんだろ。……まぁそれは今度メイドさんに聞いておくか。」
自分が思っていた以上に紅茶がおいしかったので機会があったら聞こうと心に決めた。
まぁそれはおいといて……魔方陣は今日はここまででいいか。試験が残ってるから後でやっておこう。
「あー、でもこれ飲んだらやりたくなくなってきたな……。いや。今日やっとかなきゃどんどんたまっていくぞ。やっぱり今日やっておくか……。」
この紅茶にはリラックス効果があるのか知らないが何もやりたくなくなってきたが、しっかりと気を持ち直し、試験をやりに訓練場へ行くことにした。
「はぁ。王城に帰ってきてから何度目の訓練場だよって感じだけどここしかやれるとこないからな。……仕方ないか。」
毎日見ている光景に少しうんざりしながらも訓練場に入り、魔方陣を試験していく。
「この光景も毎日見てるんだよな。……まぁ自分のためだからやめたりはしないんだけど……。」
またまた同じ光景をみてうんざりし、開き直って試験をしていく。この流れももうなれたものだ。
しかし、いつものように代わり映えの無い魔方陣に魔力を流し込むという作業をしているとやっぱり何事かが起こるもので、今回もそれに当てはまった。
まず魔力を流し込んだ。すると自分から10メートルほど離れた所の地面が膨張し始めた。
「え、なんだなんだ!?ちょ、やばくね!?」
そう反応した次の瞬間それが爆発した。上に向けて……。
「うおっ。びっくりした~。何だったんだ今の……。上に向かって爆発するとか……自分で言っていいのか分からんけど…………都合よすぎだろ!」
そう叫んでしまってもしょうが無いと思う。だって膨張したら普通全体に飛び散るもんでしょ普通は!それがなんで指向性持ってんの!?まぐれにしては都合よすぎだろ!
はぁ、はぁ、心の中で思いっきり突っ込んだら精神的に疲れるな……。今度からそうならないように気をつけよ……。
そんな風に反省していたらどっと疲れが出てきたので今日はもう休むことにした。




