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騎士団長が熱血です

第四話です。

楽しんでいってください。

どうやらそれぞれの種族は種族ごとに領土をもっているようだ。その中でも獣人が住んでいる樹海は相当やっかいなものらしい。


 やっかいなものとは、樹海には霧がいつも発生していてその霧は、人族や魔人族の方向感覚を狂わせてしまうものらしい。だが、獣人族には方向感覚を狂わせる効果は発動しないらしいので獣人族にとって最高の隠れ家となっているそうだ。


 「とまぁ、今のマルカにはこれだけの種族しかいませんがそれはまた結構な昔にはもっと多くの種族がこのマルカに存在していたと記録に残っています。それは吸血鬼族だの、鬼人族だのがいたのだそうな。それらの種族達は戦争によって死に絶えましたがな。」


 そんなにこの世界にはいっぱいの種族が暮らしていたのかと、僕は驚いたが____まぁ、異世界だからしょうがないか__という気持ちになっていた。


(こんな非常識が重なってるからしょうがないよねっ!)

 僕はもうやけくそになっていた。


「ということでこの世界の我が神を信仰していない輩に知らしめてやってくださってくれますかな?」

 ゴルガは僕たちに聞いてきた。


 そこで反応したのは禄村岩士だ。

「他に頼める相手もいないのでしょう?……わかりました。僕たちがやります。みんなもこの世界のために頑張るぞ!」


 周りから世界に響けと言わんばかりの歓声?雄叫び?があがった。


「引き受けてくださいますか。…それでは早速訓練場に案内しよう。」


 そう言ってゴルガは近くのメイドに案内するよう言った。僕たちはそのメイドについていき、訓練場に行った。そこには甲冑を着込んでたたずんでいる騎士達の姿があった。そのなかの真ん中にいた人が話しかけてきた。


「よう。俺は騎士団長の『オルト』だ。これからおまえ達を指導することになった。これからよろしくなっ!」


 その勢いにクラスメイト達も

「よ…よろしくお願いしますっ!」

と、びくびくしながら礼をした。


 騎士団長はにこにこしながら「おうっ」といいまわりの騎士達にプレートと針を渡すよう言った。全員にプレートが行き渡ったと思ったところで話し出した。


「これは、自身の能力を可視化する道具で名前を『ステータスプレート』という。これは最初に自分の血をつけることによってその人の能力などが登録される。血は一緒に渡した針を指にプスッとさして出してくれ。」


 言われるがままにプレートに血をこすりつけるとプレートが光り出した。プレート全体は白く光っているのだが右上の方に五角形があり、そのそれぞれの頂点に赤・青・緑・黄・黒の色がついており全て光っていた。


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