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ロ、ロイスさんマジ怖ぇ

第三九話です。

楽しんでいってください。

央樹と別れた僕は早速ロイスさんを呼びに行った。ロイスさんの部屋のドアをノックすると間もなくロイスさんが出てきた。


「ん?なんだい?何か用があるみたいだけど。」

「はい。訓練場で監視役をやってもらおうかなと……。」


「何をするんだい?」

「……魔法の試し打ちです。」


「そうか……。じゃぁ行くからちょっと待っててね。」

「はい。ありがとうございます。」


 それからほんとにちょっとの時間で出てきたロイスさんは僕と一緒に訓練場にやってきた。訓練場に入るとすでに央樹が中で待っていた。


「お、やっときたか。」

「おう。ロイスさんを呼んできたから挨拶してからやれよ。」


「分かってるって。……副団長おはようございます。今日はお願いします。」

「あれ?滝君の魔法じゃなかったんだね?」


 あ、言ってなかったか。


「いや。これからやるのは僕が創った魔方陣の試し打ちで央樹に渡す物なんでそれを見ていて欲しいなって…………というか団長からの指示です。」


「そうだったのか。……じゃぁ始めてもらってかまわないよ。」

「じゃぁ、お願いします。……炎、爆発、ここに炎爆を望む『火炎弾』!」


魔方陣の詠唱のあとに魔法名を唱えると自分がやったときと同じように央樹の目の前に炎の球が出現して訓練場の真ん中に飛んでいき地面に激突して大きな爆発が起きた。


(あれ?爆発の威力が自分でやったときより大きいような気がするんだけど……)


「おお。すごい爆発だね。結構な威力があったと思うけど使用魔力量はどれだけなのかな?」

と、ロイスさんが央樹に向かって聞いた。


「30くらいですかね?最大魔力量からそれだけ減ってます。」

それに央樹はステータスプレートを見ながら答えた。


「それは……その魔力量でこれだけの威力が出るなんて、滝君は何をしたのかな?」

こころなしかロイスさんの顔に影が差しているように見えて怖いのだが。


「い、いや。何もしてないですよ?ただ、なにか魔法を創れたらいいなーって思いながら創った物ですけど……。」

ロイスさんの質問に冷や汗をかきながら答えた。


「こんな物創ったら君が無視できない存在になるって事をわかっているのかな?」

「は、はい!分かっているつもりです!」

「つもりじゃいけないんだよ!はい!そこに正座しなさい!」




それから小一時間しっかりと怒られた。


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