考察
第三三話です。
楽しんで行ってください。
昨日に引き続き前回の変な魔法の考察を今日はしようとおもう。
昨日は急に変な感じがする何かが流れてきて吐き気をもよおして吐いてしまったが、今はもう大丈夫なのでもう一度やってみて『永久付与』出来るか試してみよう。
「よし。次はどうなるか分からんが、やってみるか。」
昨日みたいになりたくないが研究のためにもやらなきゃいけないからなぁ。……状態異常無効とか創れないかなぁ。あったら最高なのに。
そんな事を考えながら魔方陣を複製してからもう一度魔力を流してみた。すると昨日と同じように何かが流れてくる感じがして
「う、うぷっ。う~。」
多少気持ち悪くはなったが耐えられない程ではなかったので耐えた。
そう何回も吐きたくないしね。
「はぁ、はぁ、あ~気持ち悪い。……でも昨日のよりはましになってるから一度やったらその量は耐性がだんだんとついていくのかなぁ?ここら辺は研究していかないと分からないな。」
研究は必要だが魔力のほうはどうなっているか確認してみる。
「お、おう。また魔力と魔耐が前回と同じくらい増えてんな。まぁ同じ魔方陣だから当たり前か。……てかこの魔力ってどこから来てんだろうな。…………そういえば昨日は『永久付与』つけずにやったけどそのまま残ってんな。魔力とかは体内にとどまるのかな?まぁ魔力使ってるどころか増えてるからな。そりゃとどまるわな。」
なぜか『永久付与』なしで定着した魔力を不振に思いながら意味の分からない解釈の仕方で納得してしまった。
それから僕はその魔方陣に描かれている文字に注目してみた。
「うーん。配列とかはあってるけど合わせないといけない単語とかがあるのか?それだと自由度があまり無くなる気がするんだけど。」
他の発動しなかった魔方陣と先ほど発動させた魔方陣を見比べてみてもそんな感想しか出てこない。
「でも、同じ系統の単語ならそこに当てはめてみるのもいいかも。まずは『永久付与』なしで、使えるようならその都度改良していくか。」
ほとんどプログラミングみたいなもので普通科のぼくは手探りでやっていくしかない。それとは勝手が違うであろうが……。
「よし。今日は系統別に当てはめていく作業に重点をおいて、魔方陣の作成に取り組んでいくか。」
まずは当てはめをすることにし、それで魔方陣を作成し明日に発動実験をやってみることにした。




