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かえってきました

第三一話です。

楽しんでいってください。

 やっと王都の外壁が見えてきた。


 魔方陣の試作を作り終えた後にみんなと話していて気づかなかったのだがもうすっかり夕暮れ時になっていた。


「お、やっとついたか。……それにしても結構な時間がかかったな。もう夕方じゃねぇか。」


 央樹が外の様子に気付いて声をあげた。


「そうみたいだな。話してると楽しくて時間がたつのが早いな。」


 それに一緒の馬車に乗り僕たちと話をしていた『草野 久人』が反応した。


「それな~。やっぱ娯楽の少ねぇこの世界だが話題は多いから話すのはたのしいわ。」


 それに央樹が返した。それに僕は


「まぁな~。……こっからは町並みをみていくか~。」

といった。


「そうするか~。」

「そうだな~。」


と、二人とも僕の語尾にあわせて間延びした語尾で返してきた。


 それからは僕たちは何も話すことなく王都の町並みを見ながら馬車に揺られて30分後、やっと王城の門の前に着くことが出来た。


「王都の門から王城の門までけっこうかかったな~。」

「まぁそれはしょうが無いだろ。攻めてこられたら困るのは王族だし。」

「それもそうか~。」


旅の景色をみるよりも退屈だった王都の町並み観察についつい時間が長く感じてしまうのはしょうが無いことだろう。


そう、当たり前のことを聞いてしまう程には。


門をくぐって馬車から下車した僕たちはそれぞれ解散していった。


「じゃぁな~。」

「じゃ。」


「しっかり休めよ。」

「はいはい~。」

「おう。」


 少しの言葉を交わして僕たちはそれぞれの部屋へと戻っていった。


 だが僕は違う、僕が作った魔方陣の試し打ちをしなければいけないのだ。と、そういうことで訓練場にやってきました。




 まず魔方陣を持って~、詠唱しながら~、魔力流して~、魔法発射!



 とはならなかった。

 (え、なんで?どうして!?)


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