表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/108

いつものことです

第二九話です。

楽しんでいってください。

ロイスさんについてサニフトの町をひとっ走りしてきて、サニフト平原に出た僕とロイスさんはそこで向き合って構えをとっていた。


「組み手と言ったけど滝君って組み手の仕方知ってたっけ?」

「あー、一応少しだけなら知識として知っていますけど。」


「そうか~。じゃぁまずは組み手の仕方からだね。」

「はい。お願いします。」


 それから僕はロイスさんに組み手の仕方を教えてもらい少しずつなれていくためにロイスさんに弱めから少しずつ強くしていってまらった。


「うん、ある程度出来るようになってきたみたいだね。今度は身体に強化魔法をかけてからやってみようか。」

「それってもっと早くなるって事ですよね。大丈夫でしょうか。」


「大丈夫、大丈夫。強化と同時に動体視力もよくなるはずだから、全く見えないって事にはならないと思うよ。」


「そうなんですか。……じゃぁ『無限』でかけますか?」


「ん?そんなことも出来るの?……まぁ、強化をかけてくれるのなら嬉しいけど、こんな魔法に使う意味ってある?」


「どうでしょう?まぁやめときますか。」

「うん。そうしておいた方がいいよ。」


「では…………ここに強化を求む『身体強化』」


 さきに『無限付与可能』をいれないように自分にかけてから、同じようにロイスさんにもかけておいた。


「ありがとう……じゃぁ、さっきと同じ組み手をこの状態でやろうか。」

「はい。お願いします。」


 強化をして組み手を始めた僕とロイスさんは約一時間後に組み手を終え休憩をして町に戻った。


「今日はありがとう。明日は早くに王都に戻るつもりだから、寝坊しないようにね。」

「ありがとうございました。それは大丈夫ですって。」


「そうかい?……じゃまた明日ね。」

「はい。おやすみです。」

「うん。おやすみ~」


 町に戻って軽口を言い合いながらわかれた僕は、宿へと一直線に向かい自室へと入った。


「あー、つかれた~。魔方陣考えたいけど……疲れたから城に戻ってからでいいや。」


 部屋に入ったことでどっと疲れが押し寄せてきたので問題を先送りにして寝てしまった。




 …………いつものことだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ