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僕たちが引き受けましょう

第二話です。

たのしんで行ってください。

そのことを聞いた禄村岩士が

「では、僕たちは獣人族・魔人族を倒してこればいいのですね?」


と聞いたが、最高権限所持者は、

「いえ、倒してくるのではなく殺してくるのです。」

と、言ったのだ。


それを聞いたクラスメイト達は、一斉に叫びだした。


「え、殺すって何?」

「それって俺たちも死ぬ可能性が上がるって事じゃねぇか!」

「そろそろ返してよ!」

と、口々に自分の意見を言い出した。


「そうです!」

最高権限所持者がやけに響く声で言った。これにより騒がしかったクラスメイト達はようやく落ち着きを取り戻したようだ。


「そうです。あなた方には、私たちの神を信仰していない不届き者達に戦争に打ち勝って知らしめてやってほしいのです。私たちの神が唯一の至高なのだと言うことを!」


 そこですかさず話に乗る者がいた。


 そう。勇者になるであろう「禄村岩士」だ。こいつが

「そうですか。そこまでの意思が込められている言葉をないがしろにすることは出来ませんね。………では、僕たちがその魔人族などに戦争で勝つことによって知らしめてあげましょう。そしたらあなた方の神も元の世界に返してくれるのでしょう?…みんなもいいだろう?」

と、言ったのである。


「まぁ、神もそれくらいのことはしてくれるでしょう。」

と、その最高権限所持者は、言った。


 その言葉に気圧されたクラスメイト達は、渋々戦争に行くことを承諾した。


 『死』というものがとても近くにあることも知らずに……。


 と、そういうことになったので、すぐにでも戦場にっ!ということになることはなく、まず戦いの訓練をしなければ戦える者もろくに戦えもしないのでとりあえず訓練をすることになった。


「それでは訓練が出来るところに、案内をいたしましょう。………そういえば、私の名前を言っていませんでしたね。…私は、『サルブ』と申します。以後お見知りおきを。」

どうやらこの最高権限所持者は、サルブというらしい。


と、そのようなことを考えているうちになにかばかでかい扉の前に連れてこられた。そして、サルブが

「汝を何処へ導かん。開け、『回廊』」

と、唱えた途端に扉が開きだしたのである。


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