表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/108

団長が秘密を守ろうとしてません

第十七話です。

楽しんでいってください。

「みんな気をつけて魔物に挑むんだぞ!それじゃ僕たちは離れたところでやっているのでみんなを任せました。」


そう言いながら禄村岩士はクラスメイトの最精鋭パーティーで平原を駆けていった。


そのパーティーメンバーは、岩士も含めて男五人、女三人と言った少数精鋭だった。


男の方は、

『禄村岩士』勇者という職業をもったいけ好かないイケメン

水野清悟(みずのせいご)』格闘家という職業をもった筋骨隆々の熊みたいにでかい脳筋

石黒大吾(いしぐろだいご)』暗殺者という職業をもった細身だがしっかりと筋肉がついたちょっと頭いいやつ

田村伯太(たむらはくた)』降霊術士という職業をもった少し根暗そうな細長いめがね野郎

奥村牧人(おくむらまきと)』支援術士という職業をもった元気のいいムードメーカー

といったなかなかクセのある男性陣が勢揃いしていたのに対して


女子の方は、

 『空野春(そらのはる)』治癒術士という職業をもったおとなしめののほほんとした感じの人

 『山原蒼花(やまざきそうか)』剣士という職業をもったクールビューティー

 『小崎凜(こざきりん)』結界術士という職業をもった小柄でちょこちょこと走り回ってそうな感じの人

という見ていると心が落ち着くような感じがする三人組だ。


 駆けていった八人と団長を抜いたクラスメイトと騎士の人達はそれぞれわかれて、一パーティー五人くらいを目安にして組んでいったらまた僕だけ残ってしまった。


(またかよ。部屋割りでも残ってパーティー組みでも残るってどんだけだよ悲しすぎるよ)


「あー、余っちゃったね。じゃあ僕たちも4・5人余ったから君と僕たちでパーティーを組もうか。」

「あ、ありがとうございます。ほんとにすいません。」

「いいよいいよ。僕も君の魔法がどんな物かみてみたいしね。」


小声で耳打ちしてきた言葉を聞いてびっくりしたので

「どこでそんな情報をっ!?」

とすこし声を荒げてしまった。


「いやー、団長たちが話してるところをこそっと聞いちゃったんだよね~」

(あの団長ども二人でいるときでも注意しとけよっ)

そんな悪態を心の中でつぶやきつつ


「いやいや僕の魔法を見てもあまり面白くありませんって。」

「じゃ今度僕と君の二人きりで見せてよ。」

「わ、分かりましたからこのことは誰にも話さないでくださいね。」

「うんわかったよ。じゃ僕たちも魔物退治に行こうか。」

「あ、はい。わかりました。いきましょう。」


(あの魔法を使うと焦っちゃうんだよなぁ。まぁいいかしょうがない)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ