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サニフト平原に来ました

第16話です。

楽しんでいってください。

「さて、今日は絶好の遠征日和だ。みんな気を引き締めていけよ!」


 遠征への主発前に団長がそう叫んだ。

 周りから「はい!」という声が聞こえてきた。


(自分的にそんなに気合いを入れていって恥をかくのはごめんなのだが。)


 そういった理由で遠征に行きたくない気持ちでいっぱいの僕を乗せた馬車が遠征場所へと出発した。


よく分からないが馬車の座る部分はふかふかだったし車内も快適で過ごしやすかったことをここに記しておく。




 休憩もはさんで移動した僕たちは二日後にサニフトという町についた。

 そこで馬車の疲れを癒やすために一日休むことになった。


 そして今日はサニフト平原での魔物との実戦訓練だ。準備を済ませたクラスメイト達は宿から出てすぐの噴水の前に集合していた。


「よしっ!みんな集まったな。これから全員で俺たち騎士団と一緒にサニフト平原へ行く。ここから本当に気を引き締めて行かないと死ぬやつが出てくるから注意しておくように。

まぁステータスがチートなお前達には万が一もなさそうだが……気をつけておくことに越したことはないな。」


 「死ぬ」という言葉で真剣な表情になっていたクラスメイト達も団長の冗談に苦笑い気味の表情になっていた。


「じゃぁいくぞっ!」

 そういった団長がみんなを引き連れて行軍のように移動を始めた。そして僕は


「あの、僕はどうすればいいですか?」

 と、初日に僕を書斎などに案内してくれた騎士の人に聞いてみた。


「うーん。君はみんなの後方で支援魔法とかかけていればいいんじゃないかな。もし自分が前にでれると思ったら出てもいいよ。そのときは全力でバックアップするからね。」


「分かりました。ありがとうございます。」

(ほんとにこの人優秀すぎてすごいなぁ)


などと思いながらみんなの後ろをついていった。




 二時間ほど道なりに歩いていた僕たちはようやくサニフト平原なるところについていた。

 そこには元の世界にある東京ドーム50個分はすっぽりと入ってしまうようなとても広大な平原が広がっていた。


「さぁここで訓練をするぞ!前衛後衛に分かれて一つのグループでしっかりと戦ってくれ!」


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