表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
101/108

コボルト戦

第一〇一話です。

楽しんでいってください。

二階層の探索が少し進んだ頃、俺たちはコボルト四体と戦闘をしていた。こいつらは、前衛と後衛二対ずつで襲ってきた。その前衛二対を前衛である伸と也、空也が連携をとって対処していた。


「空也!そっち行ったぞ!」

「わかってる!…しっ!」

「うらっ!あぁめんどくせぇ!」


そして後衛二対は、前衛二対を支援するつもりなのか遊撃をしてくる奴らだったので後衛の俺、宗谷、圭吾が前衛の支援にまわっていた。


「みんな避けろよ!……炎、爆発、ここに炎爆を望む『火炎弾』!」


遊撃の二対が一旦離れていくのを見て俺はそこに魔法を打ち込む。その爆風で二対は壁に打ち付けられて、気絶したのか動かなくなった。それを見た俺はすぐさま前衛三人に指示を出す。


「後ろの二対沈黙!前の二対やっちまえ!」

「「「了解!!」」」


指示を出した瞬間から前衛の三人が受けから攻めに転じてすぐにコボルトを制圧してしまった。


「よっし!やったな。…じゃぁすぐに魔石を取り出そうか。あ、気絶してる二対は最初に首切っておけよ。」


「ほいほい。わかってるから。後衛組も手伝えよ。俺は警戒するから、頼むぞ。」

「りょうか~い。」


也が二対の首を切ってから空也と一緒に警戒に当たってくれたので、警戒に当たっていない俺たちで魔石の取り出しを行う。


「そういえば央樹。最後の例の魔法よかったぞ。」

「そうか?役にたったならよかった。」


「役にたってないわけ無いだろ。勝利に貢献してんだから。あれはコボルトが引いていった時の見極めがよかったな。」


「おいそこ!しゃべっとらずにすぐに終わらせろ!早く探索進めたいんだから。」


戦闘の時のことを圭吾としゃべっていたら、也に注意されてしまった。


「へいへい。やりますよ~」


注意されてしまったので、解体に集中して早く終わらせることにする。


そして約五分たって、魔石の取り出しが終わったので探索を再開した。その途端

「なぁ、この探索の目的ってなんだっけ?」


いきなり空也がおかしな事を言い出した。


「はぁ?そんなことも忘れたのか?サニフト平原時みたいに魔物との戦闘に慣れることだぞ。あわよくば滝の痕跡を見つけることだけど…。本当にお前大丈夫か?もう引き返すか?」


俺はそんな空也を心配して引き返す事を提案したが、当の空也は


「いや、いいよ。今のはど忘れしただけだし、それに僕って物忘れが激しいんだよね……ハハ。」


「はぁ、こいつに対応するだけ疲れるだけだぞ。こいつの物忘れは本当だからな。おまけにバカだ。」


どうやらあれがデフォルトらしい。


「おい。それはどういうことだ。」


「まぁまぁ。てか、まじか……。今までどうしてきたんだ?」

「必要なことは忘れないからそんな心配することはないぞ。」


「そ、そうか。まぁ、なんというか、がんばろう。」

「はぁ、そうだな。」


少々遅れてしまいました。

申し訳ないです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ