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情報共有

第一〇〇話です。

楽しんでいってください。

食事をとって、毛布にくるまった翌日、携帯食料などダンジョンに潜るための準備をして、昨日誘った奴らと宗谷に伸を引き連れて、俺はダンジョンの入り口まで来ていた。


そして、ダンジョンに入ろうとそのとき、

「なぁ今回はどんな陣形を組んで進むんだ?」

と、伸がそんなことを俺に聞いてきた。


「そうだな……。始めての混同パーティーだし、まずは定石通り前衛職、後衛職で分けて進むか。」


まぁ、始めてのパーティーならば普通の選択だろう。

「りょうか~い。ちょうど三人三人で分けられるな。」


その俺の言葉に反応した宗谷がそんなことを言った。

「そうだな。一応、そっちの特技とかやれることがあるなら探索中にでも言ってくれ。こっちの情報も共有したいからな。」


宗谷の言葉に賛同した俺は、今回加わることになったパーティーのリーダーをやっていた『草野 圭吾』に言った。


「了解。…警戒は解かないようにな。」

「わかってるって~。」


「絶対わかってないやつだな。……はぁ、俺たちで警戒するか。気を引き締めていくぞ!」

「「おう!!」」


圭吾がそう意気込むと圭吾のパーティーメンバーだった『春白 空也』と『岡本 也』が気合いを入れた。どうやらこの三人は連携がよくできるパーティーのようだ。


「お、これは負けてらんねぇな。俺たちも頑張るぞ!」

「「おう!」」


そんなこんなでダンジョンの中を探索していくと、階下への階段を発見したので下に降りてみる。ここからは未体験の領域なので警戒を強めて探索することにする。


一応二階層に降りるまで一階層で情報共有したところ、圭吾達のそれぞれの職業は圭吾が『魔術士』で、空也が『槍術士』、也が『曲刀士』らしい。けっこうバランスがいい。


それで、戦い方も一階層を進んでいくうちに少しずつわかってきたので二階層からは少し連携ができるようになっていった。


「というか央樹の炎魔法はかなり強いな。見たことがない魔法だが……どこにそんな魔方陣があったんだ?」


「ん?これか?これはな………滝が創ってくれたんだぜ!!強いだろ!練習もちゃんとしてるしな!」


「え?滝が創ったのか!?そんなものが創れたのか……。」

「あぁ、あいつすごいよな。まぁ今はいないけどな……。」


「あ。そ、そうだったな……。すまん。」

「いや、いいぜ。その話なんだがな、お前達も滝を探すのを手伝ってくれないか?今のこいつらだけだと心もとなくてな……。」


「おい、それは俺たちへの信頼が足りないんじゃないか?」


今の俺の言葉は見逃せなかった伸が突っかかって来るが、無視だ。


「そうか…………。わかった。俺たちも協力しよう。お前らもいいよな?」


「ああいいぜ。」

「もちろんだ。」


「ありがとう。 滝についての話は帰りにするから今は探索に集中しようか。」


「了解。」


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