朝から疲れました
第一〇話です。
楽しんで行ってください。
部屋に入った僕はまずベッドに寝っ転がった。
それから今後のことを考えることにした。(今後と言ってもいつ帰れるかわからないのでこれから2・3ヶ月の間のことでしかないが)
(まずはこの世界のことをよく知っておく必要があるな。それと魔法についてと武器について…これはいつどんなときでも自衛が出来るように使えるようにしとかないとな。あと訓練も必要だな。………あぁ自分の職業についても調べておかないとな。)
と、そんなことを考えているうちにだんだんと眠くなってきた。
(まぁこの問題はそう安易に考えていい物じゃ無いしもうちょっと時間をかけて考えるとするか。あぁ眠い。…………ねよ。)
これは問題の先送りという名の物なのだが睡魔が襲ってきている僕にはそこまで考えることが出来なかったのだ。
翌日
よほど前日の事が衝撃だったのか『コンコン』というドアをノックする音で目が覚めた。
それに驚いた僕はベッドから跳ね起きてドアを開けに行った。
「おぅ。起きたか。おはようさん。今すぐ訓練場に行くから部屋にある訓練用の服に着替えて出てきてくれ。」
そう言われて素直に服を着替えて出て行くのが僕だ。
(結局訓練は早起きのマンツーマンなんだな)
と思いテンションが朝一でダウンする。
(まぁ自衛のために訓練がしておきたかったから学べることはどんどん取り込んでいこう)
僕は自分のスキルアップに余念が無いのである。
そこでちょうど訓練場についたので、団長が
「じゃぁおまえのための訓練を始めるか。」
「は はい! よろしくお願いします!」
訓練をしばらくした後、僕と団長はみんなが集まっている食堂に向かった。(ちなみに訓練の内容は、ちょっとしたこの世界の魔法についての授業と魔法創作についての本を使っての説明に後衛で使用する魔法の実践だった)
食堂にはもうみんなが集まっていた。
「おい、早く席に着け。もう食べるぞ」
そう言われて席に着いて食べ始める僕であった。




