僕たちはどうなっちゃうの!?
初めての小説投稿です。これからよろしくお願いします。
やぁ、僕は「戸板 滝」だ。僕は、ごくごく平凡なアニメ・ラノベ好きなオタクな高校生だ。
いや、今は 「だった」 といった方がいいかもしれない。
なぜなら、僕は違う世界 僕たちが住んでいた地球とは違う世界の自称「神様」という存在によって強制的に問答無用で連れてこられたのだ。
「こちらの世界にきてください!」と。
やけに力強い声で。
とはいえ連れてこられる前のいた場所というのは結構重要だったかも知れないと今は思っている。なぜなら、僕が連れてこられる前にいた場所というのは高校の教室の中だったからだ。これによって、僕一人で異世界に放り出されるということがなくなったことにより多少は安心出来たのだ。
それはちょっとそこら辺においといて……これは、僕が読んでいたラノベでの異世界召喚というやつなのだ。興奮が止められないのだ。だが、興奮していたいところなのだが、ここで冷静さを欠いていたら何をされるか、わかったもんじゃないのである。リスキルもあるのである。まぁ、飛ばされたのがどこか周りを見てそちらに目を奪われてしまったのだが。
………僕たちがいる場所は始まりの町の中心という様子の場所ではなく装飾が大胆にされている聖堂みたいなところにいるのである。とまぁ、僕が回想しているうちにクラスの連中が興奮やら驚きやらでうるさいのだ。(どうにかしてくれ!)
そして、僕たちのいる台座の下でひざまずいている、着ている服が一目で
「あ、この人たち絶対身分の高い人だ!」
と思える人たちがいた。
そう。人たちなのである。複数人いるのである。着飾った老人達がすごくキラキラした目で見てくるのである。気持ち悪いのである。
とはいえ、この老人達は僕たちが静かになるのを待っているようだった。
そこで、その目線に気づいたのか誰かがクラスメイトに静かになるように声をかけた。
そいつは、異世界召喚されたら絶対勇者になるだろうと思っていたクラスの人気者
「禄村 岩士」だったのだ。
こいつは、ことあるごとにクラスの人気をとろうと考えている___僕が言いたくはないが___イケメンなのである。
そう。異世界召喚されたときの定番と化している勇者になりそうなほどのイケメンなのである。(くそっ、これ思いたくねぇ)
まぁ、そのおかげか、自分たちの理解速度が追いついたのか、あるいはそのどちらともか、ようやく静かになった。
静かになったところで、「どうやらこの人はこの場所の最高権限を持っている人だな」とわかるほどの先ほどの老人達よりもいっそう派手な装飾がされている服を着ていることから思っていたら、その人が
「…どうぞ、ここでは落ち着きませんでしょう?食事の準備が出来ているのでそこで落ち着いてから話をしませんか?」
と聞いてきたのである。とりあえず僕たちが召喚された時に一緒にいた社会科の先生である「村本 恭二」が
「じゃぁ、お願いします。」
といってその最高権限所持者についていったのはいいのだが廊下など狭くていいものもやけに広すぎるので「あ、これ食堂も広すぎて落ち着かないやつだ」と思ってしまった。
だが、それは言わない。僕は空気が読めるのだ。
ややあって、僕たちは食堂についた。そう、食堂に着いたのだ。
(食堂?HAHAHA体育館じゃないの?いや、それよりも広いよね!冗談と言って!)
という気持ちになったのだ。異世界常識コワイ。
という冗談はその辺にして(冗談じゃないけどっ!)それぞれ席に着いた。
食事をしながら最高権限所持者の話を聞いていたらどうやらこの世界は人族・魔人族・獣人族で構成されているらしい。そして、それぞれが信仰している宗教があるらしい。
いや、獣人族は神を信仰していると言っても全てに神が宿っているというから宗教というほどのものではないらしい。
その話を聞いている間に僕は(えっ、獣人がいるの?みてみたい!)という気持ちでいっぱいだった。……え?なぜかって?そりゃ「異世界けも耳見ずして何を見るっ!」と思っているからだ。
まぁ、その話はそこら辺に『ポイッ』っとしちゃって。…その信仰している神の違いによって戦争が起こっているらしい。どうやら、その戦争で人族が勝つために僕たちを神が召喚したようだ。
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