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ただ・・・  作者: You
Ⅰ・・・
6/23

ⅠのⅥ

もう、見てしまえば楽になるだろう。


さあ、ご覧あれ。

この部屋にいる少女はたった一人だけ。目を閉じている。


「まだ、来ませんね。皆は元気でしょうか・・・。」


少し早口にしゃべるのが特徴的な目を閉じたままの少女の声は、一人しかいないこの部屋によく響く。少女の声は綺麗なソプラノ。容姿は中の中くらい、だろうか。少女はまぶたを持ち上げた。


「ダレ?」


再び少女の綺麗なソプラノ声が部屋に響いた。少女の瞳の色は深緑色と黒。少女の手には片目分のみ無くなっている黒のコンタクトレンズ。どうやら少女は片目のみコンタクトをはめているようだ。


「し、篠塚しのづか 理音りおんです。」


扉から、少し顔を覗かせた少女・・・いや、可愛らしい顔をした少年。身長は170センチあるかないか位だ。ちなみに少女は150センチしかないので、少年の前に行けば見上げる形になる。少年こと篠塚は部屋に入ってきた。部屋とは教室のことなのだが。少年の着ているものは新品と思われる制服だった。


「あ、の。あなたのお名前は?」


篠塚が恐る恐る聞く。少女は自分はそんなにも怖いだろうか、とショックを受けていた。少女はショックを受けながらも、少年の顔をよく見た。


前川まえかわ 満留来ミルクです。初めまして、でしょうか」


少女ことミルクは、篠塚を初めてみたようだった。篠塚も初めて見たのか、こくりとうなづいた。少女の着ている制服は少し着古したもので、慣れたように着崩していた。そこに複数の足音が聞こえてきた。ペタペタと女の子らしい足音とドシリドシリと男らしい足音、どちらも2つずつくらいだろうか?そして、扉から入ってきて・・・


「おはよう」

「うぃーす」

「はよ」

「おっはーん」


と口々に挨拶をした。


「おはようございます。遅かったです・・・」


と口をすねたように尖らせたミルクが返事をした。どうやら5人は知り合いのようだ。そこで、一人仲間外れのようになっている篠塚がどもりながら言った。


「あああああの。初めまして、篠塚 理音です。今日からこの2年0ゼロくみにきたものです」


その場にいた全員が運命の出会いを果たした時だった。特にミルクは・・・。



「え?じゃあ、仲間・・なんだね。」

少し意味深です。


いかがでしたか?

読んでくださった方、感謝です。

これからもよろしくお願いします。


最近マイブームが敬語です。

マイブームを取り入れてみました。

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