ⅠのⅣ
さぁ、今日も話は続く。
扉を少しだけ、少しだけ開いて覗いてみなさい。
そこに何があるか。
あの日。
あの日は雨が強く強く降っていた。
雨は、私の気分に少し似ていた。
今の私は涙を流したまま雲に覆われた空を見ていた。
涙はただ流れて、頬に。
次に顎に。
そして、首から胸元にかけて流れ落ちていく。
涙の理由は、後悔だ。
私は昨日、たった一言の冷たい言葉を恋人であった彼に残し、地元から遠く離れたこの街に引っ越してきた。
お別れの挨拶をせずに。
挨拶をすれば私はきっと、残ると駄々をこねたはずだから。
私が泣いていいわけないのに、泣く資格などないはずなのに。
涙はとめられない。
「ごめんね。」
震える声で謝るのは私。
震える声はこの部屋に、なおさら響く。
そして、溶けるように消えていった。
「貴方に私が変えられた?・・・バッカみたい」
ごめんなさい。
ウソだった、貴方は私を変えたの。
20歳になった。
あの日からもう、4年が経った。
「やっと再会できたね、新菜」
彼に再会できました。
「陽太・・・。」
もう、二度と同じ過ちはおかさない。
いかがでしたか?
読んでくださった方に感謝します。
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