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ⅠのⅢ
さあ、次は君の番だよ
僕ではないけれど君だってこの作品を作る仲間だ
~過去の誰か~
私の机。
私の机にはほかの人と全然違うものが一つ。
絵だけど、傘がある。
ほかの人の机にはあまりないもの。
私の机の上にある傘。
誰も知らない秘密の傘。
透明な秘密のペンで書かれているので気づかれる心配はない。
ねえ、君は知らないでしょう。
君は知らない
机の上の傘の下
君が彼女とつきあった日に、
傘は消えていった。
新しく書き込まれたのはもう少し大きな傘。
そして君と彼女の名前。
もちろん透明のペンで。
思い出して書き足したこと、
君の幸せが続くことを祈ります。
今までありがとう
言葉という音になって出ることはもうない言葉。
今となっては、音になって伝わることはない想いを書きました。
実体験に近いものです。
透明のペンは、あるライトを当てると文字が見えるものです。
読んでくださった方、有難う御座います。
どうか次回もよろしくお願いします。
感想も是非、お願いします。