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ただ・・・  作者: You
Ⅱ。。。
22/23

ⅡのⅫ

久しぶりです。


ようこそ。



「ココが・・・あたしの通う高校か。」


 ポツリと呟いたあたしの前には、異常な広さと迫力を持つ建物。なんと、あたしはこの建物で二年も高校生活を送る。この高校は「葉桜学園はざくらがくえん」という、歴史のある学校なのだ。正門前で建物を見ていると、話しかけられた。


「おい、そこの女」


「・・・(なんか幻聴が聞こえたんだけど。あたしパーカー着て、フードかぶってるよ。悲しいけどぺちゃぱいよ。なんで性別わかんの?)」


「え?スカート履いてんのに女じゃねぇの?」


「スカートだった!」


 舌打ちをすれば、話しかけてきた男はあたしの前に立って、あたしのフードを取った。その時に初めて気がついた彼の容姿。目は猫のように大きく黒目がちで、すっと通った鼻。存在感を主張しすぎない口もすべて、美しい。


「……けた。」


 小さな声で男は何かを言った。唇を緩やかにカーブさせた。


「やっと見つけた!!」

 

 男は大きな声で、あたしの両肩を掴んで言った。幼さを残すその笑みに、不覚にも心をキュンとさせられた。今のは反則だとしか言い様がない。


「な、何を?」


「お前だよ、お前!!名前は何て言うんだッ?」


 興奮状態の男はあたしに嬉しそうな、懐かしそうな笑顔を向ける。


「き、木藤きどう。木藤 和奏わかなだけど」


「和奏!! 覚えてねぇのか? 真壁まかべ 優心こころだよ!!」

 

 残念ながら、覚えてない。そう伝えれば彼はシュンとしてしまった。


「そっかー。俺は持ってても和奏は持ってないのか。」


「何の話よ。」


「前世の記憶。そうだよな。あんな死に方したし」


 ついて行けないんだけど!! ぜ、前世の記憶ある人と会ったの初めて!!


「せっかく、翌日は結婚式で舞い上がってたのに、殺されちゃったもんなー。」


 能天気に話し続ける彼は、あたしの婚約者だったみたいだ。悪いけど、人違いだと思う。なんて、能天気なことをあたしも考えていた。しかし、彼は妖しく笑って言うのだった。




「ま、現世でまた惚れさせればいいか!和奏、無口で表情が少なくて美人なのは変わってなさそーだから、また惚れてくれよ。俺だけ、見てくれよ!」


「・・・は?」





まさか本当に惚れちゃうなんて、この時は思ってもみなかった。

えー、魔法の件いらなくね!!

と、思った皆さん。

私自身も思いました。


久々の更新です。

また、思いついたら書こうと思います。


ダメ出しやアドバイス、ぜひお願いします。

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