揺れる気持ち
先生:「明日は宿泊学習だからな!はやく寝てるんだぞ!」
そぅ。明日は1泊2日の宿泊学習です。
クラス。親交を深めようとか、なんとかで。
入学してからわずか2週間でこの、大きな行事。
「はやく寝るようにって子供かよ(笑)」
クラスのみんながどっと笑う。
このクラスはもはや仲がいい。
優子:「らら、あたしコレ(宿泊学習)以外に楽しみかも~」
そして私も仲がいい友達ができた。
らら:「え~優子が~?以外(笑)」
佐々木優子。名字が同じということで優子から話しかけてくれた。
優子:「だって~うちら3組と合同じゃん、チャンスアリアリ!! 絶対告る!」
優子は3組の人に片思い中。
優子は私がこのちゃんに会いにいくとき、その人を見るついでについてくる。
らら:「合同?」
優子:「なんか色々やるときクラス合同でやんの。それがうちらは3組なの、らら先生の話聞いてた~?」
らら:「へへ(笑)じゃあこのちゃんと同じだ~」
竹内:「友達できたじゃん。」
らら:「竹内!」
いきなり竹内から話しかけられたからびっくりした。自分からは話しかけたことはないけど。
竹内はそれだけ言ってどこかにいった。
らら:「このちゃん!宿泊学習合同なんだって!」
私は急いでこのちゃんにしらせた。
木実:「え?しってるよ」
らら:「しってたの!?」
木実:「うん。結構前からね。さてはらら生徒の話聞いてなかったな~(笑)」
ギグっ、二人にまでいわれると結構こたえる。
明日は宿泊学習なので今日は部活は休み。
なので久しぶりにこのちゃんとの下校中。
木実:「自販(自動販売機)あるけどなんか飲む?」
らら:「飲む~^^」
私達はジュースをしそれぞれ買って飲んだ。
木実:「そんな事よりさぁ竹内くんはどうなの?」
らら:「ぶはっ!?ど、どうなのってどーゅう事?!」
びっくりして飲んでた、ジュースを吹き出しそうになった。(少し吹き出してたかもww)
木実:「もぅ~きたなぃ~ほら、これでふいて、」
そういってハンカチを貸してくれた。
らら:「あ、ありがと。で、どーゆぅこと?!」
木実:「いや、なんとなくだよ~」
このちゃんは意味ありげな顔をする。
らら:「そんな理由?!」
疑いの目で聞く。
木実:「え~だってあの日竹内くんの事いい人っていっでたからカナ?」
らら:「そんなのいい人なんていっぱいいるよ!」
木実:「そう?^^」
またこのちゃんは意味ありげな顔をする。
らら:「そうだよ!」
木実:「まぁ、むきになんな(笑)」
らら:「もぅっ!」
このちゃんは私のなにをしってんの!?
このちゃんは昔から私より私の気持ちに気づく。だからこゎぃ。
実際竹内の事は嫌いじゃない。
宿泊学習の時話せるたらいいななんて思ってる私もいる。でも好きでわない。好きになるなんてはやすぎる。
木実:「ねぇ、ららさぁはやすぎるとか考えてない?」
ギクッ。
木実:「図星でしょ(笑)好きになるなんてはやい遅い関係ないと思うけどなぁ~」
その日はそんな話をして終わった。