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博麗の巫女奪還作戦


【幻想郷・NATO合同指令本部・0900時】

「作戦名:カウンター・テロリスト。目標は一つ――博麗霊夢の奪還。そしてザリヤ起動阻止」


マクファーソン准将の声が静かに響く。戦場において長年修羅場をくぐってきたその指揮官の口調は、落ち着いていたが緊迫感に満ちていた。


戦況マップがホログラフィックで展開され、目標地域が赤くハイライトされる。


「敵は少なくとも150名。フーシ派とロシア軍式訓練を受けた戦闘員だ。彼らの動きは秩序があり、即席の山岳拠点を構築している。単なるテロリストではない。軍の動きだ」


【作戦編成】

アメリカ軍

スターリング大尉:電子戦・通信指揮官

アレン少佐:特殊戦術部隊リーダー

ラミレス大尉:火力支援班統括

ドイツ連邦軍

ヨーゼフ・シュビッツ中佐:KSK指揮官。経験豊富な特殊作戦士官

イタリア軍

ルッチオ大尉:戦術運用担当、冷静沈着なリーダー

マリオ少佐:偵察部隊指揮官

アルジーニ中尉:重火器担当

オーストラリア空軍

タスマン大尉:航空支援および空挺監視

自衛隊レンジャー部隊

山森一佐:山岳戦・特殊作戦統括

朝田三佐:実戦指揮官。霊夢との絆を持つ

幻想郷戦力

レミリア・スカーレット:空中戦・夜戦能力

東風谷早苗:支援・信仰場形成による結界補助

霧雨魔理沙:高速突撃・攻撃魔法による爆破班

【作戦開始・0915時】

各部隊が一斉に移動を開始。ドローンが上空を巡回し、E-MTI(移動目標指示)システムが敵歩哨の位置を割り出す。


タスマン大尉:「目標地点上空、気流安定。アヴェンジャー無人機が敵の通信妨害を展開。低出力EMPを発射」


ブシュッ……


敵陣の通信機器が一瞬で沈黙する。


【北東稜線・0945時】

前方に位置する拠点を、KSKとイタリア部隊が挟撃。


シュビッツ中佐:「突入、3秒前……2……1――行け!」


バシュン!バシュン!


ドイツ製HK416が火を噴く。続いてマリオ少佐率いる斥候部隊が側面から突撃。魔理沙の魔法弾が敵の防壁を一気に吹き飛ばす。くそ!テクニカルだ!

伏せろ!ズドドドド!テクニカルから撃たれる重機関銃

【Dshk】、その威力…ヘリを破壊できるほど

シュビッツ中佐『対戦車兵!AT-4を使え!岩陰から援護する!』ズドドドド


隊員『AT-4発射!』ズドーン!!

テクニカルに命中し爆発する


やったぞおおおお!!

シュビッツ中佐『よくやった!伍長!』


魔理沙「んじゃあ、派手にいくぜぇ!! 霊夢!聞こえてるか!!」


朝田三佐:「魔理沙さん、前に出すぎるな!撃たれるぞ!レンジャー部隊行くぞ!」


山森一佐は部下に指示を飛ばす。

「全班、各個撃破、民間人……じゃないな、巫女優先だ!」


【敵拠点・地下収容所・1000時】

霊夢はかすかな爆発音を聞いた。


「……来た……」


薄く笑ったその瞬間、部屋の壁が爆破され、煙の中から現れたのは――


「遅くなったな、霊夢!」


「……魔理沙!」


彼女の手を取る魔理沙の背後、火花と硝煙が立ち上る。


「再会は後だ、魔理沙、早く!敵が来る!」


朝田三佐『走れ魔理沙さん!援護する!』

 

朝田三佐の的確な射撃で敵部隊を牽制し魔理沙たちを

脱出を成功させた


レミリアが飛来し、結界を張って霊夢を包み込む。


「あなたに何かあったら、咲夜が怒るわ。……でも、私も悲しむ」


アレン少佐『敵のRPG-7!!伏せろ!!』


【脱出・1015時】

後方ではT-72BVが再び現れ、追撃してくる。


「チェンタウロII、前進!援護砲撃!」


ドォンッ!


爆炎と共に、敵戦車は再び沈黙。部隊は全員、霊夢の奪還に成功しつつも、重要な発見を得る。


スターリング大尉:「……これを見てくれ。ザリヤの残骸と、転送装置の波動記録だ。GPS衛星リンク……これは戦略兵器だ」


【幻想郷・安全地帯・1100時】

霊夢は静かに目を閉じる。


「ありがとう、魔理沙……早苗……そして、みんな」


マクファーソン准将は作戦報告書にサインを入れながらつぶやいた。


「これは始まりだ。“ザリヤ”はまだ、1号機と3号機が残っている。

――ロシア、そしてイラン。奴らの影を我々は見た。幻想郷は、今やテロ戦争の最前線だ」

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