表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
213/218

「炎の予兆、揺れる中東と揺らぐ秩序」


――幻想郷内、NATO指令センター臨時ブリーフィングルーム。

各国の軍服を着た男たちの視線が、ひとつのスクリーンに集中していた。


CNN速報:Breaking News


「臨時ニュースをお伝えします。

先ほど、イスラエル政府はイランに対する空爆を実施しました。

関係筋によれば、今回の空爆はイランの核開発と、ハマスへの武器供与に対する“報復”とみられています。

イラン政府からの正式な声明はまだですが、昨年の攻撃に続く形で、地域の緊張はさらに高まることが予想されます――」

画面が切り替わり、燃え上がるイラン南部の工業施設と見られる映像が映し出される。

アナウンサーの声が続く。


「なお、当局によれば、死者は複数人にのぼる見通しであり、負傷者には外国人も含まれている模様です――」

部屋にいた誰もが、無言のまま固まった。


マクファーソン准将

「……なんだと? ……クソッ! ネタニヤフ首相…堪えきれなかったか…とうとう……やりやがったか……!このままではイラク原子炉空爆の再来だ」


彼は机を力強く叩きつけた。コーヒーカップが揺れて倒れそうになる。


アレン少佐(顔をしかめて)

「イラン政府……報復するでしょうか?」


ラミレス大尉(唇を噛み)

「するだろうな……。もし本格的に報復したら、第5次中東戦争だ。クソッ……世界が崩れ始めてる……中東戦争になれば核が使われる可能性もある…」


ナイジェル中佐(英陸軍・情報部)

「インド・パキスタン…タイ・カンボジアの衝突に続き…今度は中東か…くっ……エア・インディア001便の墜落、ウズベキスタンでの政変未遂、そしてイスラエルの空爆……。最悪の連鎖だ」


マクファーソン准将(眉間に深く皺を刻み)

「バルカン、中央アジア、そして中東……全部同時に点火されたようなもんだ。

この“世界の火薬庫の火”が幻想郷に及ぶのも、時間の問題かもしれん……」


アレン少佐

「……“バンカー25”が示す“25”年の意味、これもまた……」


ラミレス大尉

「この世界がどこに向かうのか……一寸先が読めない……。幻想郷は、もう“外の世界”じゃないんだ」


補足:世界情勢の崩壊的シンクロ


エア・インディア001便墜落事故:2025年6月13日に発生したB-787墜落事故である、原因は調査中であり、国際社会はボーイング社の整備不良等が原因とみなしており混乱。ボーイング社は今年に入り事故が相次いでいる

中東戦争の再燃:イスラエル vs. イランによる地域戦争の可能性。湾岸諸国やアメリカも巻き込まれる。

幻想郷:世界秩序が崩壊する中で、唯一「秩序の交渉テーブル」が保たれている場所。

バンカー25:その計画が、「世界の崩壊に備えた最後の拠点」であったことを示唆。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ